話題株ピックアップ【夕刊】(3):コロプラ、バンナムHD、ソニー

注目
2019年2月7日 15時19分

■東洋水産 <2875>  4,080円  +10 円 (+0.3%)  本日終値

東洋水産<2875>は反発。大和証券は6日、同社株の投資判断を「3」から「2」へ引き上げた。目標株価は4000円から4500円へ見直している。日清食品ホールディングス<2897>が5日、6月出荷分から即席麺を4~8%値上げすることを発表。同証券では、同社も同調する可能性が高いとの見方を示している。19年3月期について国内即席麺と低温食品の増収効果が想定ほど出ておらず、営業利益は会社計画の255億円に対して245億円(前年比8%減)になるとみている。一方、来期は即席麺や低温食品の値上げ効果などもあり、20年3月期の業績モメンタムは大きく改善することを予想。20年3月期営業利益は今期推定比に対して22%増の300億円になると予想している。

■鳥居薬品 <4551>  2,155円  -317 円 (-12.8%)  本日終値  東証1部 下落率トップ

6日に決算を発表。「今期経常は赤字転落へ」が嫌気された。

鳥居薬品 <4551> が2月6日大引け後(15:00)に決算を発表。18年12月期の経常利益(非連結)は前の期比20.7%減の50.8億円だったが、19年12月期の同損益は31億円の赤字に転落する見通しとなった。

⇒⇒鳥居薬品の詳しい業績推移表を見る

■コロプラ <3668>  706円  -77 円 (-9.8%)  本日終値  東証1部 下落率4位

コロプラ <3668> が続急落。6日大引け後に発表した19年9月期第1四半期(10-12月)の連結経常損益が4.1億円の赤字(前年同期は22.1億円の黒字)に転落したことが売り材料視された。四半期ベースの赤字は2012年の上場以来初めてとなる。10-12月期はスマートフォン向けゲーム新作「バクモン」が苦戦を強いられたほか、10周年記念施策に伴う広宣費を計上したことが響いた。また、新作開発による外注費が増加したことも業績を圧迫した。

■バンナムHD <7832>  4,505円  -405 円 (-8.3%)  本日終値  東証1部 下落率9位

バンダイナムコホールディングス<7832>は大幅続落。6日の取引終了後、19年3月期の連結業績予想について、売上高を6500億円から7100億円(前期比4.7%増)へ、営業利益を600億円から750億円(同横ばい)へ、純利益を430億円から540億円(同0.2%減)へ上方修正したが、営業利益で830億円前後を見込んでいた市場予想に届かないことから、失望売りが出たようだ。上方修正は、足もとで「機動戦士ガンダム」など主力IP(知的財産)や商品・サービスが好調に推移しており、これに第4四半期に予定している商品・サービスのマーケティング計画などを考慮したという。また、業績予想の修正に伴い、従来18円を予定していた期末配当について、業績連動配当87円を増額し105円にするとあわせて発表。年間配当は123円となる予定だ。

■武蔵精密工業 <7220>  1,447円  -111 円 (-7.1%)  本日終値

6日に決算を発表。「10-12月期(3Q)経常は21%減益」が嫌気された。

武蔵精密工業 <7220> が2月6日大引け後(15:30)に決算を発表。19年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比13.4%増の118億円に伸び、通期計画の166億円に対する進捗率は5年平均の68.3%を上回る71.6%に達した。

⇒⇒武蔵精密工業の詳しい業績推移表を見る

■アルペン <3028>  1,650円  -82 円 (-4.7%)  本日終値

アルペン<3028>が急反落。6日の取引終了後、19年6月期の連結業績予想について、売上高を2372億9400万円から2301億5900万円(前期比1.1%増)へ、営業利益を55億1300万円から12億600万円(同60.6%減)へ、最終損益を30億300万円の黒字から16億7900万円の赤字(前期19億7900万円の黒字)へ下方修正したことが嫌気された。上期において、ウインタースポーツやゴルフ用品の既存店売上高が前年を下回り、売上高が伸び悩んだことに加えて、下期においても同水準での推移が見込まれることから、業績見通しを引き下げたとしている。なお、同時に発表した第2四半期累計(18年7~12月)決算は、売上高1117億1700万円(前年同期比1.5%減)、営業利益1億7400万円(同94.1%減)、最終利益5億4100万円(同76.6%減)だった。

■ソニー <6758>  4,713円  -126 円 (-2.6%)  本日終値

ソニー<6758>は4日続落し昨年来安値を更新。1日に公表した19年3月期業績予想で、会社側は売上高を8兆5000億円(前期比0.5%減)と従来見通しから2000億円減額したことなどがネガティブサプライズとなり、株価は軟調な値動きとなった。ただ、岩井コスモ証券は6日付で同社株の投資判断「A」、目標株価7200円をそれぞれ据え置いた。同社の収益の柱であるゲームビジネスは好調で、1~3月期もゲーム主導で収益拡大を見込めるとの見方を示している。20年3月期について米中問題などの不透明材料は残る一方、同社のゲームや音楽ビジネス、半導体などを中心とする収益改善シナリオによる収益効果に注目したい、としている。ゲームと音楽の好調は継続し、後半には半導体需要も回復するとみられる。また、スマートフォンを含むモバイル・コミュニケーション事業についても会社側が打ち出す赤字止血の対策が注目材料とみている。なお、19年3月期業績について営業利益は8750億円(前年比19%増、会社計画8700億円)になるとみている。

■メンバーズ <2130>  1,397円  +262 円 (+23.1%)  本日終値  東証1部 上昇率トップ

メンバーズ <2130> が急騰。6日大引け後に発表した19年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結税引き前利益が前年同期比49.9%増の5.2億円に拡大して着地したことが買い材料視された。新規顧客の収益化によりデジタルマーケティング支援を展開するEMC事業の収益が伸長したほか、デジタルクリエーターの大幅増員を背景にデジタル人材事業の高成長が続いたことが寄与。

■GMOペパボ <3633>  6,120円  +1,000 円 (+19.5%) ストップ高   本日終値

GMOペパボ <3633> [JQ] がストップ高。6日大引け後に発表した18年12月期の経常利益(非連結)は前の期比3.0倍の5億2400万円で着地。連結決算に移行する19年12月期の同利益も前期非連結比83.6%増の9億6200万円に拡大し、6期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。今期はハンドメイドマーケット「minne」を運営するハンドメイド部門でプロモーションコストが減少し、同部門の営業損益が前期の6億8245万円の赤字から7700万円の黒字に浮上する見通しだ。また、EC支援部門がネットショップ開業・作成サービス「カラーミーショップ」の成長で2ケタ増収を見込む。業績好調に伴い、今期の年間配当は前期比25円増の130円に増配する方針としたことも買いに拍車を掛けた。

●ストップ高銘柄

ネットイヤーグループ <3622>  576円  +80 円 (+16.1%) ストップ高   本日終値

玉井商船 <9127>  1,086円  +150 円 (+16.0%) ストップ高   本日終値

秋川牧園 <1380>  1,104円  +150 円 (+15.7%) ストップ高   本日終値

など、6銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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