明日の株式相場見通し=3連休を前に持ち高調整の売り、売り圧迫ムード強まる

市況
2019年2月7日 17時21分

あす(8日)の東京株式市場は、3連休を前にした週末とあって、持ち高調整の売りが優勢となりそうだ。きょうの東証1部市場は、業種別株価指数で33業種中、情報・通信を除く32業種が前日比でマイナスとなるなど、売り圧迫ムードが強まっており、10~12月期決算の内容が芳しくない銘柄への売りが顕在化しそうだ。

市場関係者からは「きょうは、前日に“ソフトバンク・ビジョン・ファンド”などの株式評価益が貢献した大幅増益や、自己株式を除く発行済み株式数の10.3%にあたる自社株買いを同時に発表したソフトバンクグループ<9984>の株価が前日比1500円ストップ高となった。これにより、日経平均株価が1銘柄で166円分押し上げられたため、全体地合いの悪さが緩和された印象だが、実際には東証1部の値下がり銘柄数は1575(値上がり489銘柄・変わらず63銘柄)と全体の70%強を占めた。日経平均がフシ目の2万1000円を超えられなかったこともあり、投資マインドが後退しているようだ」との見方が出ていた。

7日の東京株式市場は、株価指数先物主導で日経平均は下値を探る展開となった。主力株が総じて買い手控えられ、2万600円台まで水準を切り下げる場面もあった。日経平均株価終値は、前日比122円78銭安の2万751円28銭と反落した。

日程面では、12月の毎月勤労統計速報値、12月の国際収支、12月の家計調査、1月の景気ウォッチャー調査、オプションSQ算出日に注目。海外では、北朝鮮の朝鮮人民軍創建日が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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