円安と好決算でひとまず売られ過ぎ修正/後場の投資戦略

市況
2019年2月12日 12時23分

日経平均 : 20745.28 (+412.11)

TOPIX  : 1568.04 (+28.64)

[後場の投資戦略]

円相場が1ドル=110円台まで下落したこと、春節(旧正月)の連休明けの中国・上海総合指数が堅調だったことなどが支援材料となり、本日の日経平均は急反発している。電子部品の太陽誘電<6976>やトラックのいすゞ<7202>など、外需減退への警戒感が強まっていた企業で好決算が相次いだことも投資家の物色意欲を刺激しているものとみられる。前週末にも指摘したとおり、日経平均の予想PER(株価収益率)は12倍を下回っており、市場では「日本株は必要以上に売り込まれてきた」との声が多く聞かれる。ひとまず節目の20000円接近からの反発力が確認できたことはポジティブに捉えられる。

しかし、今週は米中で経済指標の発表が相次ぐため、世界経済の減速懸念が再び台頭してくる可能性がある。その他にも14日からの米中閣僚級協議、15日の米つなぎ予算失効期限など重要イベントが多く、連休明けの買いがどこまで続くかは慎重に見極める必要があるだろう。(小林大純)

《AK》

提供:フィスコ

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