NY株式:NYダウ141ドル安、FOMC受けた長期金利低下で金融株軟調

市況
2019年3月21日 7時00分

米国株式相場はまちまち。ダウ平均は141.71ドル安の25745.67、ナスダックは5.02ポイント高の7728.97で取引を終了した。連邦公開市場委員会(FOMC)の発表を午後に控えて売りが先行。FOMCでは、大方の予想通り政策金利は据え置かれた。インフレ圧力の緩和や経済成長の後退を受けて19年度の利上げ見通しをゼロに引き下げた。また、米国債などの資産縮小は9月に終了する方針を明らかにした。FOMCの発表を受けて一時上昇に転じたものの、引けにかけて再び下落した。セクター別では、メディアや小売が上昇する一方で自動車・自動車部品や銀行が下落した。

長期金利低下を受けて、シティ・グループ(C)、ゴールドマンサックス(GS)、モルガン・スタンレー(MS)などの金融関連株が軒並み下落。運輸・宅配のフェデックス(FDX)は、決算内容が市場予想を下振れ軟調推移。一方で、原油相場の上昇で、エネルギー会社のチェサピーク・エナジー(CHK)や深海油田開発のトランスオーシャン(RIG)などエネルギー銘柄が堅調推移。食品のゼネラルミルズ(GIS)は、決算内容が好感され上昇した。

携帯端末のアップル(AAPL)が来週開催する新製品・サービス発表イベントには、投資銀行のゴールドマンサックス(GS)のソロモンCEOが出席する予定だ。両社が提携するクレジットカードの運用について何らかの発表が行われそうだ。

Horiko Capital Management LLC

《FA》

提供:フィスコ

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