<動意株・9日>(大引け)=ソニー、日本通信、Tホライゾンなど

材料
2019年4月9日 15時10分

ソニー<6758>=急反発。ロイター通信が8日付で「ヘッジファンドの米サード・ポイントが、ソニー株を買い増して、同社に改革を求めようとしていることが関係筋の話で8日分かった」と報じており、思惑的な買いが入っている。記事によると、サード・ポイントはソニーに対して、一部事業部門を巡り選択肢の模索を求める意向としている。なお、同ファンドは13年にもソニー株を保有し、エンターテインメント事業の分離などを提案していた。

日本通信<9424>=後場急伸。午後0時30分ごろ、同社のフィンテックプラットフォーム「FPoS(エフポス)」の基盤技術であるフィンテックの安全を担保する技術が3つの特許を取得したと発表しており、これが好感されている。会社側によると、FPoSはスマートフォンを使って世界で最も安全に金融取引を実現できる特許技術であり、今後は国内におけるデファクト化を進めるとしている。

テクノホライゾン・ホールディングス<6629>=4日ぶり反発。同社は、FA・光学機器メーカーで監視カメラにも展開しており、東京五輪を前に需要取り込みへの期待がある。時価総額100億円弱と小型で浮動株比率も低く、「個人投資家を中心に値運びの軽さに着目した短期筋の物色ターゲットとなりやすい銘柄」(国内中堅証券)という。19年3月期は為替差益の影響で経常利益を10億円から11億円(前期比0.9%減)へ上方修正している。

日揮<1963>=大幅反発。同社は8日の取引終了後、集計中の19年3月期連結業績について、最終利益が100億円から210億円(前の期比26.6%増)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感されている。一部海外案件の早期完工などで、法人税等計算上の課税所得が計画から大幅に乖離する見通しとなり、外国税額控除の適用による二重課税の排除により実効税率が低下する見込みとなったことが要因としている。なお、売上高は6400億円(同11.5%減)、営業利益は220億円(同2.3%増)で据え置いた。同時に、従来12円を予定していた期末一括配当を25円に引き上げると発表した。

多摩川ホールディングス<6838>=一時ストップ高。同社は8日、子会社の多摩川電子がミリ波製品の受託開発・製造を開始すると発表。これが材料視されているようだ。5G(次世代移動体システム)では、従来の100倍の伝送速度を実現するため、新たにSHF帯、準ミリ波~ミリ波帯の周波数利用が予定されている。準ミリ波・ミリ波用高周波製品は今後の情報通信分野において高速・大容量化には欠かせない製品で、同社では以前から開発を進めてきた経緯がある。

ユビテック<6662>=一時ストップ高。同社は、オリックス自動車のカーリース事業を支えるカーシェア車載機と、オリックス自動車が販売している自動車に搭載するテレマティクス車載機を主力にIoT・AI分野で高い技術力を有している。また、ATM紙幣鑑別センサーの製造受託も行っており、2004年以来となる紙幣刷新に絡み、その有力関連株として買いが集中している。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

最終更新日:2019年04月09日 15時10分

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