東京株式(大引け)=56円高、米株高や中国の経済統計を好感し5日続伸

市況
2019年4月17日 15時44分

17日の東京株式市場は前日の米株高に加え、取引時間中に発表された中国の経済統計がポジティブだったことからリスクを取る動きが継続した。

大引けの日経平均株価は前営業日比56円31銭高の2万2277円97銭と5日続伸。東証1部の売買高概算は12億7095万株、売買代金概算は2兆3628億円。値上がり銘柄数は1220、対して値下がり銘柄数は803、変わらずは118銘柄だった。

きょうの東京市場はリスク選好の流れが続いた。前日の米国株市場では主要株価指数がいずれも高く、半導体関連などハイテク株が総じて高かったことで、この流れに追随する形で買いが先行した。しかし、日経平均は前場半ばに急速に値を消し、前日終値を下回る場面があるなど、不安定な動きを示した。中国の経済統計発表前に先物を絡め仕掛け的な売りが反映されたが、その後は発表された中国の1~3月のGDPなどが良好な内容で、買い安心感から再浮上に転じた。後場はボラティリティが縮小し狭いレンジの推移に終始したが、中国・上海株市場が堅調に推移したことなどを横目に日経平均も2万2000円台前半で売り物を吸収する形となった。値上がり銘柄数は1200を超え、売買代金も2兆3000億円台と再び増加傾向にある。

個別では、任天堂<7974>が堅調、トヨタ自動車<7203>も買われた。楽天<4755>が物色人気を集め大幅高、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも買い優勢だった。村田製作所<6981>、安川電機<6506>なども上昇した。オムロン<6645>にも投資資金が流入、ZOZO<3092>も値を上げた。RPAホールディングス<6572>が値幅制限いっぱいに買われ、キャリアデザインセンター<2410>、マルマエ<6264>なども値を飛ばした。

半面、ソフトバンクグループ<9984>が軟調、かんぽ生命保険<7181>、武田薬品工業<4502>も冴えない。セブン&アイ・ホールディングス<3382>が売りに押された。メガチップス<6875>がストップ安、アルテリア・ネットワークス<4423>も一時値幅制限いっぱいに売り込まれる場面があった。enish<3667>、ブロンコビリー<3091>なども急落した。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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