ヨロズが急反落、20年3月期34%営業減益と株主還元期待の後退嫌気
ヨロズ<7294>が急反落。9日の取引終了後に発表した20年3月期連結業績予想で、売上高1650億円(前期比2.4%減)、営業利益35億円(同33.8%減)、純利益16億5000万円(同4.1倍)と大幅営業減益を見込んでいることが嫌気されている。
主要得意先の生産台数減少などが響く見通し。なお、19年3月期は1691億1100万円(前の期比1.4%減)、営業利益52億9000万円(同12.3%減)、純利益4億200万円(同85.2%減)だった。
また、同社は同日付で、旧村上ファンド関係者が運営する投資会社レノから株主提案を受けたと発表した。買収防衛策の廃止や政策保有株式の売却、自社株買いを含む株主価値向上策について求められたが、株主提案の適法性について疑義があると考えているため、6月17日に開催予定の株主総会では取り上げる予定はないとしており、株主還元期待が後退したとの見方も強まっているようだ。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)