日柄からみても反転は近いだろう、SMBC日興証券(花田浩菜)

経済
2019年5月10日 14時05分

こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

5/10付の「DailyOutlook」では、日経平均のサイクルについて考察しているのでご紹介します。

まず同レポートでは、『米国による中国製品2,000億ドル相当に対する制裁関税10%から25%への引き上げの話を機に、10連休明けの日経平均は不安定な動きとなっている。しかし、この話自体はトランプ大統領が昨年8月に、米通商代表部(USTR)に検討を指示している。全くの寝耳に水ではなく、ある程度は市場に織り込まれているシナリオと考えられよう』と伝えています。

続けて、相場サイクルの点からも下げ止まりは近いとの見方を示し、『昨年12月からの日経平均の上昇局面では、30営業日程度で安値→高値→安値のサイクルを形成する傾向がある。12/25安値→2/4高値→2/8安値まで28営業日、2/8安値→3/4高値→3/25安値まで29営業日であった。これによると、目下の安値日は3/25安値から28営業日後の5/10、或いは29営業日後の5/13辺りと推測される。つまり、現状は利益確定売りが出やすい頃合いといえよう。そこへ制裁関税引き上げの話が出てきた。つまり、日柄的に売られ易い地合いということもあり、売り材料の口実とされた。結果として、下げが助長された面もあるだろう』と分析しています。

さらに、『今回の米中貿易協議は5月9、10日の日程で実施されている。週末にも協議の結果は明らかとなるだろう。余程の悲観的な結果となれば話は別だが、目新しい材料ではないだけに、一旦は材料出尽くしとなる可能性があるだろう』とまとめています。

最後にレポートでは、『日経平均のサイクル』をグラフに示して紹介しています。詳しくは5/10付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜

《ST》

提供:フィスコ

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