注目銘柄ダイジェスト(前場):UNITED、日ユニシス、ヴィンクスなど

市況
2019年5月10日 14時40分

メルカリ<4385>:3315円(-115円)

急落。19年6月期の売上高予想を500.00億~520.00億円(前期実績357.65億円)と発表している。営業利益などは非開示。国内のメルカリ事業の成長に加え、米国の同事業や国内のメルペイ事業が順調に推移する見込み。第3四半期累計(18年7月-19年3月)の売上高は前年同期比43.0%増の373.78億円、営業損益は59.81億円の赤字(前年同期実績18.96億円の赤字)だった。広告宣伝費や人件費の増加などが響いた。

日ユニシス<8056>:3240円(+444円)

大幅反発で年初来高値。前日に19年3月期の決算を発表、営業利益は206億円で前期比26%増益となり、従来計画の180億円、190億円程度の市場予想を大幅に上回っている。DX関連を中心にシステム開発需要が予想以上に増加したもよう。20年3月期は230億円で同12%増、2ケタ増益継続を計画している。野村證券では、収益性の改善ペースは非常に速く、高成長を評価として目標株価を3200円から4000円に引き上げている。

ヴィンクス<3784>:1289円(+228円)

大幅反発。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は6.4億円となった(決算期変更により、対前年同期増減率は記載なし)。同時に上半期業績予想を上方修正、営業利益は6.9億円から7.5億円に引き上げ、前年同期比では10.4%増益になる見通し。消費税増税対応による一時的な案件の増加などによる売上増加が背景。高い進捗率によるさらなる上振れ期待なども先行。キャッシュレス関連として個人投資家の関心は高く、好材料には敏感に反応する状況となっている。

UNITED<2497>:1641円(+270円)

急伸。19年3月期の営業利益を前期比572.5%増の110.84億円と発表している。インベストメント事業が伸長し、利益拡大に寄与した。従来未定としていた期末配当を37.00円(前期実績2.00円)に決め、年間配当を61.00円(同7.00円)に増額する。また、70万株(10.00億円)を上限とする自社株買いを実施する。取得期間は8月9日まで。発行済株式総数に対する割合は3.0%。なお、20年3月期の業績予想は非開示。

ソフトバンクG<9984>:11450円(-100円)

伸び悩んで大幅反落。ファンド事業の含み益拡大などによる好決算を前日に発表。同時に1対2の株式分割、年間配当予想の据え置きを公表、実質的な大幅増配や投資ファンドの第2号立ち上げも発表している。ただ、短期的な決算動向は株価に反映されにくいと指摘されるなか、上場を控えるウーバーの公開価格が仮条件下限で決定したこと、スプリントの合併計画の先行きに暗雲と伝わっていることもあり、全体相場の先行き不安を反映する動きが優勢。

UTグループ<2146>:3210円(+290円)

急伸。20年3月期の営業利益予想を前期比23.7%増の100.00億円と発表している。製造業での構造改革需要の掘り起こしを行うほか、顧客企業社員の受入れや製造の一括請負提供、海外人材の活用提案なども推進する。19年3月期の営業利益は55.5%増の80.83億円で、年間配当を61.93円(従来予想25.00円、前期実績無配)に増額する。また、30年3月期の営業利益目標を1000.00億円とする長期経営ビジョンを策定した。

応用技術<4356>:1755円(-円)

ストップ高買い気配。19年12月期の営業利益を従来予想の3.50億円から5.00億円(前期実績3.30億円)に上方修正している。上期にソリューション事業やエンジニアリング事業全般でプロジェクト採算性が向上したことに加え、高付加価値の販売案件が成約したため。同時に発表した第1四半期(19年1-3月)は前年同期比187.3%増の4.16億円で着地し、修正後の通期予想に対する進捗率は83.2%に達している。

《ST》

提供:フィスコ

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