東京株式(前引け)=下値模索も後半下げ渋り、値上がり銘柄数が値下がりを上回る
13日前引けの日経平均株価は前営業日比107円21銭安の2万1237円71銭と続落。前場の東証1部の売買高概算は7億525万株、売買代金概算は1兆1647億9000万円。値上がり銘柄数は1056、対して値下がり銘柄数は991、変わらずは90銘柄だった。
きょう前場の東京市場は、朝方から主力株を中心に売り優勢の展開。米中摩擦問題が再び懸念要因として浮上するなか、リスク回避ムードが続いている。中国・上海株市場が軟調な値動きをみせているほか、米株価指数先物が大きく下げていることなどを横目に下値を探る展開。ただ、下値では押し目買いの動きも観測され、日経平均は指数寄与度の高いファーストリテの大幅安の影響もあって一時200円以上の下落となったものの、後半は下げ渋っている。値上がり銘柄数は1000を超え、値下がり銘柄数を上回っている。前場の売買代金は1兆円台を上回っている。
個別ではファーストリテイリング<9983>が一時1700円を超える下げとなった。ソフトバンクグループ<9984>も軟調、東京エレクトロン<8035>、キーエンス<6861>なども値を下げた。ワコム<6727>、日本電子材料<6855>などは大幅安となった。半面、ディー・エヌ・エー<2432>が商いを膨らませ急伸、武田薬品工業<4502>も買い優勢。トヨタ自動車<7203>も堅調。レック<7874>、グレイステクノロジー<6541>が値を飛ばし、新日本科学<2395>、豆蔵ホールディングス<3756>なども物色人気。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)