丸井Gが急反発、今期経常は9%増益、大幅増配と自社株買いも好感
丸井グループ <8252> が急反発し、年初来高値を更新した。14日大引け後に発表した19年3月期の連結経常利益は前の期比13.2%増の397億円で着地。続く20年3月期も前期比9.3%増の435億円に伸びる見通しとなったことが買い材料視された。
前期は小売部門でショッピングセンター型商業施設への転換が進み、「マルイ」の店舗収益が安定化したほか、金融部門ではショッピングクレジットが好調だった。今期は引き続き賃貸収入が伸びるうえ、ショッピングクレジットの拡大基調が継続する見通しだ。
併せて、前期の年間配当を47円→49円に増額し、今期も前期比8円増の57円に増配する方針とした。また、発行済み株式数(自社株を除く)の1.79%にあたる390万株(金額で70億円)を上限に自社株買いを実施すると発表しており、株主還元の拡充を好感する買いも向かった。
株探ニュース