イメージワン---2Q売上高7.33億円、GEOソリューション事業が増収
イメージワン<2667>は14日、2019年9月期第2四半期(18年10月-19年3月)決算を発表した。売上高が7.33億円、営業損失が0.61億円、経常損失が0.65億円、四半期純損失が3.52億円となった。2018年9月期第2四半期は連結業績を開示していたが、前第3四半期より非連結での業績を開示している。そのため対前年同四半期増減については公表していない。
ヘルスケアソリューション事業の売上高は前年同期比4.9%減の6.56億円、セグメント利益は同19.6%減の0.67億円となった。PACS(医療画像保管・配信・表示システム)は、営業強化策により、VNA(Vender Neutral Archive)としての製品価値が市場で認知されつつあり、モダリティメーカーや医療情報システムメーカーとの協業を通した成果が出てきている。一方で、「医療画像システム商品」の価格競争は継続した加速傾向にある。
GEOソリューション事業の売上高は前年同期比1.1%増の0.76億円、セグメント利益は同59.9%減の0.04億円となった。Pix4Dmapper(UAV撮影画像等の自動オルソモザイク&3D処理ソフトウェア)は、国内のUAV運用の増加を背景に販売量は成長加速し、中期的な販売増を目指した契約代理店網の組成に注力した。しかし、契約代理店網を活用した営業活動や広告展開などにより販売管理費が先行し、セグメント利益は減益となった。
また、当第3四半期に入り、新たな事業として、太陽光発電事業とクラウド型オーダリング電子カルテ事業を開始した。太陽光発電に関しては、クリーンな環境エネルギー社会の創造を目指し、収益基盤を早期確立するためにも、安定収益を見込むことが出来る再生可能エネルギー事業への取組みとして、太陽光発電の開発事業および売電事業に参入した。
2019年9月期通期の業績予想については、同日、業績予想の修正を発表した。売上高は前期比2.8%増の17.00億円、営業利益は同150.0%増の1.00億円、経常利益は同368.8%増の0.75億円、当期純損失は2.15億円(前回予想は0.58億円の利益)としている。これは、関係会社株式評価損を2.73億円計上することによるものとしている。
《SF》
提供:フィスコ