明日注目すべき【好決算】銘柄 北越コーポ、ムサシ、学究社 (17日大引け後 発表分)
17日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
北越コーポ <3865> ★今期経常は38%増で19期ぶり最高益更新へ
◆19年3月期の連結経常利益は前の期比6.4%減の130億円になったが、続く20年3月期は前期比38.3%増の180億円に拡大し、19期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期も紙需要の減少や原燃料価格の上昇が懸念材料となるものの、前期に実施した値上げ効果で採算が急改善する。コスト削減の継続も増益に貢献する。
予想PERが12.8倍→9.5倍に低下し、割安感が強まった。
●サプライズな決算発表・業績修正
ムサシ <7521> [JQ] ★今期経常は3倍増益へ
◆19年3月期の連結経常利益は前の期比63.5%減の3.8億円に落ち込んだが、続く20年3月期は前期比3.0倍の11.6億円にV字回復する見通しとなった。今期は統一地方選挙や参議院選挙の実施で、利益率の高い投票用紙自動交付機などの機器やシステムの販売拡大を見込む。
学究社 <9769> ★今期経常は22%増で2期ぶり最高益更新へ
◆19年3月期の連結経常利益は前の期比17.3%減の13.1億円になったが、続く20年3月期は前期比21.9%増の16億円に拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期は学習塾「ena」の新規開校を10校程度計画するとともに不採算校舎の閉校を進める。
併せて、発行済み株数の0.89%にあたる10万株(金額で1億円)を上限に自社株買いを実施すると発表。
株探ニュース