★本日の【イチオシ決算】 多摩川HD、幼児活動研、ケア21 (5月20日)

注目
2019年5月20日 19時10分

1)本日(5月20日)引け後に発表された決算・業績修正

●イチオシ決算

【多摩川HD <6838> [JQ]】 ★今期最終は2.5倍増益へ

◆19年3月期の連結最終損益は1億2800万円の黒字(前の期は1億4600万円の赤字)に浮上し、従来予想の3500万円の黒字を上回って着地。続く20年3月期は前期比2.5倍の3億1900万円に拡大する見通しとなった。

前期は袖ヶ浦林発電所の譲渡益が発生したことが上振れの要因となった。今期は高周波回路素子を軸とする電子・通信用機器事業で海外向けの受注拡大を見込む。太陽光発電所の売却に加え、売電収入が伸びることも大幅増益に貢献する。

●サプライズな決算発表・業績修正

幼児活動研 <2152> [JQ]  ★今期経常を一転2%増益・最高益に上方修正、配当も1円増額

◆20年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の12.5億円→13億円に4.0%上方修正。従来の2.0%減益予想から一転して1.9%増益を見込み、8期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。併せて、期末一括配当を従来計画の13円→14円(前期は13円)に増額修正した。

19年3月期決算で未積立退職給付債務の計上金額と数理計算上の差異の費用処理額に誤りがあったことが判明。これを踏まえ、20年3月期の業績予想と配当予想を見直した。

ケア21 <2373> [JQ]  ★上期経常を3.8倍上方修正・4期ぶり最高益更新へ

◆19年10月期上期(18年11月-19年4月)の連結経常利益を従来予想の8000万円→3億円に3.8倍上方修正し、4期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通しとなった。新規出店を含めより高い効果が見込める施策へのシフトで投資効率の改善が進んだことが寄与。前期に出店した介護施設の稼働率向上に加え、水道光熱費や消耗品費の削減なども上振れに貢献した。

タケダ機械 <6150> [JQ]  ★今期経常を15%上方修正

◆19年5月期の連結経常利益を従来予想の7.5億円→8.6億円に14.7%上方修正。増益率が13.5%増→30.1%増に拡大する見通しとなった。政府の経済政策による需要後押しや人手不足を背景に、効率化・省力化に対応する製品の需要が想定を上回ることが上振れの要因となる。

2)5月21日の決算発表銘柄(予定)

■引け後発表

◆本決算:

<8986> 日賃貸 [東R]

合計1社

※「株探」では、株価、PER、利回りなどを併記した【決算発表・業績修正】銘柄一覧をご覧いただけます。

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