5日線レベルで踏みとどまるが懸念根強く/後場の投資戦略

市況
2019年5月21日 12時22分

日経平均 : 21218.62 (-83.11)

TOPIX  : 1546.35 (-8.57)

[後場の投資戦略]

日経平均は3日ぶりに反落して前場を折り返したが、日足チャート上では21200円付近に位置する5日移動平均線水準で持ちこたえる形となっている。ソフトバンクG<9984>やファーストリテ<9983>といった指数寄与度の大きい値がさ株に買いが入り、日経平均を下支えした。円相場の弱含みに加え、アジア市場で中国・上海総合指数が反発していることもあり、後場の日経平均は一段と売り込まれる流れにはならなそうだ。

しかし、日経平均の下げ幅こそ80円あまりにとどまったものの、東証1部銘柄のおよそ7割が下落するなど市場のムードは明るくない。米国では政府方針に従いファーウェイへの部品・サービス供給を停止する企業が相次ぐとみられている。米中対立の一段の激化が懸念され、企業活動にも広く影響を及ぼし始めた格好だ。本日は経済協力開発機構(OECD)が世界経済見通しを公表する予定となっており、貿易摩擦を背景とした経済下振れリスクが改めて意識される可能性がある。日経平均は短期的に戻りを試す場面があっても、まだまだ上値の重い展開が続きそうだ。(小林大純)

《AK》

提供:フィスコ

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