日本証券金融---19/3Qは営業利益が2.6%増、売上高は貸借取引業務における有価証券貸付料の減少により微減
日本証券金融<8511>は15日、2019年3月期(18年4月-19年3月)連結決算を発表した。営業収益が前期比7.6%減の243.21億円、営業利益が同2.6%増の39.81億円、経常利益が同7.7%増の50.46億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同10.9%減の37.65億円となった。
グループの貸付金総残高(期中平均)は7,966億円と、前期比1,264億円増加した。連結営業収益は、貸借取引における有価証券貸付料が減収となった。一方で、貸借取引における有価証券借入料の減少により営業費用が減少したほか、一般管理費も減少した結果、連結営業利益が2.6%増となった。
2020年3月期通期の連結業績予想については、主業務である証券金融業の業績が、株式市況・金利等の動向により大きく影響を受けるため開示を行っていないが、同社グループの業態に適した開示を行うことを目的に試算値等を開示している。営業利益が前期比9.6%減の36.00億円、経常利益が同12.8%減の44.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同15.0%減の32.00億円を見込んでいる。
《SF》
提供:フィスコ