トリケミカルは続伸、半導体向け絶縁膜材料好調で見直し買い
トリケミカル研究所<4369>は続伸、全体相場は戻り売り圧力が強く主力銘柄が相次いで値を消すなかで、しぶとく買いを集めている。5日移動平均線と75日移動平均線が収れんする5000円近辺での底値固めを経て上値をうかがう展開。半導体や太陽電池向け化学薬品などを製造するが、多品種小ロット生産が特長で、低誘電率の絶縁膜材料では世界屈指の商品競争力を持つ。絶縁膜材料はDRAM系及びロジック系半導体向け双方で好調な需要を取り込んでおり、20年1月期は経常2ケタ増益を見込む。最近の半導体関連株安のなかで水準を切り下げたものの、時価予想PER16倍台に割高感はなく押し目買いを誘導している。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)