話題株ピックアップ【夕刊】(3):オンキヨー、アサカ理研、山一電機

注目
2019年5月22日 15時18分

■オンキヨー <6628>  48円  +18 円 (+60.0%)  本日終値

オンキヨー<6628>が急反騰。21日の取引終了後、子会社オンキヨー&パイオニアを中心とするホームAV事業を米サウンド・ユナイテッド社(カリフォルニア州)及びその持ち株会社である米バイパー・ホールディングス社へ売却する契約を締結したと発表しており、これを好材料視した買いが入った。売却金額は7500万ドル(約81億7500万円)で、24日発表の20年3月期業績予想に織り込む予定。なお、ホームAV事業譲渡後も、オンキヨーブランドはオンキヨーの所有となる。

■アイドマMC <9466>  609円  +100 円 (+19.7%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率トップ

アイドママーケティングコミュニケーション<9466>が急反発し、年初来高値を更新した。同社は21日取引終了後に、中国アリババグループのパートナー企業である浙江勝百信息科技(Sunparl社)と業務提携すると発表。Sunparl社は、アリババグループが運営する「フーマー・フレッシュ」をはじめとしたスーパーマーケットなどに電子ラベル及びシステムを製造・販売している企業。今回の業務提携は、Sunparl社製品の日本での販売や協業を含む包括的業務提携であり、アイドマMCグループの持つ販売促進支援ノウハウとSunparl社の製品を組み合わせることで、オールストアプロモーションの一環としての新サービスを展開していくことを目的としている。

■アサカ理研 <5724>  1,550円  +215 円 (+16.1%) 一時ストップ高   本日終値

アサカ理研<5724>が一時ストップ高に買われる人気となった。株価は前日に急動意、きょうの高値までの上昇率は2日間で34%に達している。米中貿易摩擦が激化傾向をたどるなか、中国側の報復手段として米国が大部分を中国からの輸入に頼るレアアースを取引材料に使うとの思惑が浮上している。市場では「(中国がレアアースを取引材料に使うということは)思惑先行といわざるを得ないが現実味はそれなりにあり、関連株には個人投資家を中心とした投機性の強い資金が向かっている。そのなか同社は電子部品などの都市鉱山から金や白金を中心とした貴金属を回収する事業を展開しており、その連想が及んだとみられる」(準大手証券アナリスト)と指摘されている。

■RISE <8836>  24円  +3 円 (+14.3%)  本日終値

21日に業績修正を発表。「今期経常を赤字縮小に上方修正」が好感された。

RISE <8836> [JQ] が5月21日大引け後(15:00)に業績修正を発表。20年3月期の連結経常損益を従来予想の1億3400万円の赤字→9900万円の赤字(前期は1億0700万円の赤字)に上方修正し、赤字幅が縮小する見通しとなった。

⇒⇒RISEの詳しい業績推移表を見る

■第一精工 <6640>  1,422円  +167 円 (+13.3%)  本日終値  東証1部 上昇率2位

第一精工<6640>は上昇加速。商い急増のなか一時17.5%高と値を飛ばし4連騰、連日の年初来高値更新でマーケットの視線を集めている。スマートフォンや車載用などのコネクター製造大手で金型技術に強みを持つ。19年12月期は営業利益段階で前期比39%増の10億円と回復色を強める見通し。市場では「国内証券が同社への取材で5Gアンテナモジュールと配線基板の接続部分に同社製品が採用される可能性を指摘したもようで、それを手掛かり材料に買いが入った。5G関連としては新鮮味があるだけに、投機資金の食指を動かしたようだ」(準大手証券アナリスト)としている。

■フェイス <4295>  779円  +63 円 (+8.8%)  本日終値  東証1部 上昇率5位

21日、フェイス <4295> が発行済み株式数(自社株を除く)の5.05%にあたる67万株(金額で5億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は7月1日から20年5月20日まで。

■山一電機 <6941>  930円  +54 円 (+6.2%)  本日終値

山一電機<6941>が急反発。ここ急速な調整を余儀なくされていたが、きょうは米国株市場で半導体関連株が買われた地合いを引き継ぎ東京市場でも同関連株に買い戻しの動きがみられ、そのなか半導体検査用ソケットを手掛ける同社株も値ごろ感からの押し目買いや買い戻しが流入した。株式需給面では大手資産運用会社のアセットマネジメントOneがここにきて同社株の保有を減らしており、これが下げを助長した面もあったが、目先は売り圧力が一巡している。

■ポプラ <7601>  491円  +24 円 (+5.1%)  本日終値

ポプラ <7601> が急伸。21日大引け後、20年2月期の連結最終損益を従来予想の0.2億円の黒字→11億円の黒字(前期は21.8億円の赤字)に44倍上方修正したことが買い材料視された。持分法適用関係会社であるローソン山陰の全保有株式をローソン <2651> へ売却することに伴い、株式売却益約14億円が発生することが最終利益を押し上げる。

■パイプドHD <3919>  1,389円  +63 円 (+4.8%)  本日終値

パイプドHD<3919>が大幅高で5日続伸し、年初来高値を更新した。子会社パイプドビッツがこの日、情報資産プラットフォーム「スパイラル」をバージョンアップし、6月12日に新バージョン1.12.7の提供を開始すると発表しており、これを好材料視した買いが入った。「スパイラル」は、官公庁、金融、サービス、教育機関など幅広い業種・業態で利用されている国内最大規模の情報資産プラットフォーム。新バージョンでは、オプション機能の利便性を向上させたほか、スパイラルAPIの処理性能を改善し処理速度を最大7倍にするなどで、さらなる価値向上を図ったのが特徴という。なお、22日から新バージョン1.12.7のβ版の受け付けを開始するとあわせて発表している。

■シンバイオ製薬 <4582>  180円  +5 円 (+2.9%)  本日終値

シンバイオ製薬<4582>が後場一段高。ノバルティス ファーマ(東京都港区)がこの日、キメラ抗原受容体T細胞(CAR-T細胞)療法「キムリア点滴静注」が22日付で薬価収載されたと発表。シンバイオは抗悪性腫瘍剤「トレアキシン」に関して、腫瘍特異的T細胞輸注療法の前処置に関する一部変更承認を取得していることから、キムリアの前処置としてトレアキシンが使用されることが可能となることから、これを好感した買いが入ったようだ。

●ストップ高銘柄

さいか屋 <8254>  370円  +80 円 (+27.6%) ストップ高   本日終値

イメージ情報開発 <3803>  887円  +150 円 (+20.4%) ストップ高   本日終値

アジャイル <6573>  1,112円  +150 円 (+15.6%) ストップ高   本日終値

多摩川ホールディングス <6838>  1,132円  +150 円 (+15.3%) ストップ高   本日終値

など、5銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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