日経平均は反落、ハイテク株売り目立つ/相場概況

市況
2019年5月23日 15時48分

23日の日経平均は反落。前日の米国株式市場で、主要3指数は軟調推移となるなか、為替相場においてもドル円が円高方向に傾き、本日の東京市場は前述したさえない外部環境を背景に朝方から売りが先行した。なかでも、華為技術(ファーウェイ)に対する制裁措置の影響が懸念され、日本のハイテク株に対する売りが目立つ格好に。東証1部銘柄のうちの約6割近くが下落するなか、物色は内需ディフェンシブ銘柄へと消去法的な買いが向うに留まった。一方、日経平均は後場にかけて下げ渋ったものの、中国株をはじめとしたアジア市場がさえないなかで、積極的な押し目買いの動きは限られた。

大引けの日経平均は前日比132.23円安の21151.14円。東証1部の売買高は11億5542万株、売買代金は2兆853億円だった。

業種別では、鉱業が4%安となったほか、石油・石炭製品や海運業、建設業が軟調な動きとなった一方で、水産・農林業、陸運業、食料品、電気・ガス業は堅調。値上がり率トップはメディカルデータビジョン<3902>となり、5月15日につけた年初来高値を更新したほか、ぐるなび<2440>やデジタル・インフォメーション・テクノロジー<3916>などがそれに続いて上位に並んだ。売買代金上位では、スプリントの合併計画に不透明感が再燃したソフトバンクG<9984>が大幅安となったほか、ソニー<6758>、村田製作所<6981>、安川電機<6506>、東京エレクトロン<8035>、TDK<6762>といったハイテク株の下落が目立った。一方で、任天堂<7974>、ファーストリテ<9983>、トヨタ自動車<7203>、リクルートホールディングス<6098>はプラス圏で大引けを迎えた。

《SK》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.