話題株ピックアップ【夕刊】(1):そーせい、メルカリ、スクエニHD

注目
2019年5月28日 15時15分

■そーせいグループ <4565>  2,295円  +278 円 (+13.8%)  本日終値

そーせいグループ<4565>が大幅高で5月23日につけた2149円を上回り約1年2カ月ぶりの高値圏に買われたほか、タカラバイオ<4974>、ヘリオス<4593>、ラクオリア創薬<4579>、ペプチドリーム<4587>などバイオ関連が軒並み高に買われた。市場では「そーせいは前週に、提携先のノバルティスから、開発中の喘息治療吸入薬の欧州医薬品庁への販売申請絡みで一時金を受領すると発表したことが買い人気の背景。この流れが横に広がりをみせ、個人投資家の短期資金が値動きの良いバイオ関連株に流入している。全般薄商いで主力株が動きづらい地合いで、消去法的に資金がシフトされている感が強く、個別材料で買われている銘柄を除けば、持続性には疑問が残る」(国内ネット証券アナリスト)としていた。

■イーソル <4420>  1,819円  +122 円 (+7.2%)  本日終値

イーソル<4420>が急伸し、年初来高値を更新した。同社はきょう、自社の機能安全対応マルチコアプロセッサ向けリアルタイムOS「eT-Kernel MCE(Multi-Core Edition)」を中核とするソフトウェアプラットフォームが、デンソー<6902>が開発した車両周辺監視システムに採用されたと発表。これが材料視されたようだ。

■スクエニHD <9684>  3,660円  +240 円 (+7.0%)  本日終値  東証1部 上昇率7位

スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>が急伸。傘下のスクウェア・エニックスは27日、スマートフォン向け「ドラゴンクエスト」新作発表会を6月3日正午に開催すると発表。期待感が高まるかたちとなっているようだ。同社によると、「ドラゴンクエスト」シリーズでスマートフォン向けタイトルの新作発表会を行うのは今回が初めて。当日はYouTube LIVEとニコニコ生放送で配信するとしている。

■ジーエヌアイグループ <2160>  2,982円  +170 円 (+6.1%)  本日終値

27日に発表した「中国でアイスーリュイの治験申請承認」が買い材料。

中国で「アイスーリュイ」のじん肺治療薬としての治験許可申請が承認。

■メルカリ <4385>  3,040円  +173 円 (+6.0%)  本日終値

メルカリ<4385>やアドバンテスト<6857>、GMOペイメントゲートウェイ<3769>、ペプチドリーム<4587>が高い。14日に発表されたMSCIの定期入れ替えでは、伊藤忠テクノソリューションズ<4739>を含む5銘柄が同指数に新規採用されることが明らかになっている。一方、除外銘柄のアシックス<7936>、ディー・エヌ・エー<2432>、高島屋<8233>、山口フィナンシャルグループ<8418>の除外4銘柄は軟調な値動きとなった

■クスリアオキ <3549>  7,180円  +320 円 (+4.7%)  本日終値

クスリのアオキホールディングス<3549>が4日ぶりに反発。同社は27日取引終了後に、5月度の月次営業速報(4月21日~5月20日)を公表。既存店売上高は前年同月比2.1%増となり、2カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感されたようだ。同月度の既存店客数が前年同月比0.4%増と2月ぶりのプラスとなったほか、既存店客単価が同1.7%増と3カ月連続のプラスとなったことが寄与した。なお、全店ベースの売上高は同13.5%増となった。

■フジミインコ <5384>  2,119円  +94 円 (+4.6%)  本日終値

フジミインコーポレーテッド<5384>が反発。午前9時ごろ、京都大学発ベンチャーのFLOSFIA(フロスフィア、京都市西京区)に追加出資すると発表しており、これを好材料視した買いが入った。FLOSFIAは、世界に先駆けてα-Ga2O3(酸化ガリウム)パワー半導体の事業化に取り組んでおり、「GaO」シリーズとしてサンプル出荷を開始している。今回の出資は、戦略的パートナーシップ構築と長期成長に向けた基盤づくりを目的としたもので、フジミインコでは出資とあわせ、保有する精密研磨加工技術及び精密洗浄技術をFLOSFIAのα-Ga2O3パワー半導体への適用を目指すとともに、戦略的パートナーとして協業を進めるとしている。

■アンリツ <6754>  1,691円  +57 円 (+3.5%)  本日終値

アンリツ<6754>が続伸、後場に入り一時70円高の1704円まで買われた。国内でも次世代通信規格「5G」向け関連投資が動き出すなか、通信計測器の販売拡大に期待がかかっている。20年3月期業績は、売上高、利益ともに急拡大した前期の反動もあって、営業利益段階で前期比11%減益を見込むが、これは研究開発など先行投資負担が反映されたもの。トップラインの今期2%増収予想は保守的で、5G関連中心に上振れが見込まれ、それに伴い利益も増額される可能性が指摘されている。きょう、前場取引終了後にSCSK<9719>が、アンリツの製品であるネットワークの最適化を低コストで提供することを可能とした「PureFlow ドメインフィルタ機能ライセンス」の販売を開始することを発表、これも足もとの株価刺激材料となっている。

■ペプチドリーム <4587>  5,500円  +170 円 (+3.2%)  本日終値

ペプチドリーム<4587>が続伸。きょう付の日本経済新聞朝刊で「創薬の常識を一変させる可能性を持ち、世界の製薬大手が提携を求めて列をなす」と報じられており、これを好材料視した買いが入った。記事によると、医薬品の価格高騰に歯止めをかける潜在力を同社の特殊ペプチドは持っているとしている。また、18年6月期まで8期連続で最終黒字を計上しており、国内のバイオベンチャーの多くが赤字に苦しむなかで、異例の存在とも紹介している。

■東京エレクトロン <8035>  15,010円  +395 円 (+2.7%)  本日終値

27日、東京エレクトロン <8035> が発行済み株式数(自社株を除く)の8.5%にあたる1400万株(金額で1500億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は5月28日から12月31日まで。

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