東京株式(大引け)=367円高、米株大幅高に追随し全面高様相に

市況
2019年6月5日 15時49分

5日の東京株式市場は前日の米国株急伸を引き継ぎリスク選好ムードに包まれ、日経平均は大幅反発。一時2万800円台を回復する場面があった。

大引けの日経平均株価は前営業日比367円56銭高の2万776円10銭と急反発。東証1部の売買高概算は12億8095万株、売買代金概算は2兆2402億4000万円。値上がり銘柄数は1988、対して値下がり銘柄数は126、変わらずは27銘柄だった。

きょうの東京市場はリスクオフの巻き戻しが一気に進む展開となった。前日までの下げの反動もあって、主力株から中小型株まで満遍なく買いが入り、値上がり銘柄数は全体の約93%を占める文字通り全面高の様相を呈した。前日の米国株市場でNYダウが500ドル超上昇し、ナスダック総合指数も190ポイント超の大幅高に買われ、この流れが東京市場にも波及、買い戻しを誘発するとともにアルゴリズム取引による先物買いなどが全体相場を押し上げる形となった。米中貿易摩擦に対する行き過ぎた懸念が後退し、パウエルFRB議長が利下げに前向きともとれる発言をしたことが買いの根拠となっている。中国関連に位置付けられる機械や非鉄セクターが買われた。指数寄与度の高いファーストリテの大幅安を除けば日経平均は400円超に買われた勘定となる。

個別では、ソフトバンクグループ<9984>が買われ、任天堂<7974>も大きく上値を伸ばした。トヨタ自動車<7203>が上昇、ソニー<6758>が値を上げ、キーエンス<6861>、ファナック<6954>、安川電機<6506>なども高い。第一三共<4568>も上値を追った。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが堅調、リクルートホールディングス<6098>も買いを集めた。双信電機<6938>がストップ高、サンリオ<8136>、東邦チタニウム<5727>も物色人気。

半面、ファーストリテイリング<9983>が大きく値を下げ、花王<4452>も軟調。アインホールディングス<9627>が値下がり率トップに売られ、アダストリア<2685>も大幅安。レオパレス21<8848>、イーレックス<9517>も大幅下落した。コロプラ<3668>、バリューコマース<2491>も安い。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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