東京株式(前引け)=続伸、米利下げ観測を背景にリスクオン継続
10日前引けの日経平均株価は前週末比226円67銭高の2万1111円38銭と続伸。前場の東証1部の売買高概算は5億1967万株、売買代金概算は8347億5000万円。値上がり銘柄数は1652、対して値下がり銘柄数は382、変わらずは105銘柄だった。
きょう前場の東京市場は、前週末の米国株市場でNYダウが260ドル強の上昇で5日続伸と上げ足を強めており、これを受けて主力株中心に買いが優勢。FRBの利下げ観測が、東京市場でもリスクを取る動きにつながっている。中国・上海株や香港株などアジア株市場が総じて高いことも投資家心理を改善させている。電機や化学セクターなどが買われ全体相場を牽引、一方で銀行株が冴えない値動き。
個別ではソフトバンクグループ<9984>が売買代金トップで高く、任天堂<7974>も大商いで上昇。日本通信<9424>は物色人気加速で値上がり率トップ、トヨタ自動車<7203>、ソニー<6758>なども高い。電気興業<6706>がストップ高に買われ、ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス<3657>も人気。半面、KDDI<9433>が冴えず、NTTドコモ<9437>もやや売り優勢。エイチ・アイ・エス<9603>が値下がり率トップに売られた。シュッピン<3179>、アイモバイル<6535>も安い。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)