本格的な上昇には業績拡大が必要、SMBC日興証券(花田浩菜)

経済
2019年6月13日 11時37分

こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

6/13付の「DailyOutlook」では、業績拡大について考察しているのでご紹介します。

まず同レポートでは、『足元の日本株は水準を切り上げている。米国を巡る通商問題などを背景にTOPIXの予想PERは12倍程度と、2013年以降の下限水準まで低下した(12ヵ月先IBES予想)。しかし、米国を巡る通商問題の織り込みが進んだほか、米国の利下げ観測や中国の景気支援策に対する期待の高まりなどを追い風に水準訂正(=株価上昇)が進行。売られ過ぎた日本株の下値は限定的であり、投資家心理の持ち直しによるPERの上昇は続くとみている』と伝えています。

続けて、一方で、本格的な日本株の上昇には企業業績の持ち直しが必要であろうとの見方を示し、『足元の業績には停滞感があるものの、リビジョンインデックス(RI)を見る限り、アナリスト予想の業績下方修正には一巡感がある』と分析しています。

さらに、『RIとは、アナリストが当初予想した業績に対して、上方修正した比率から下方修正した比率を差し引いて算出する指数であり、業績の変化の方向性を捉えることができる。足元のRIは下方修正優位であり、2013年以降の概ね下限水準にある。同水準に達した2016年は、RIの改善とともにTOPIXも上昇ピッチを速めた。アナリスト予想が上方修正優位となるには決算発表を通過するなど、時間を要すると考えられるが、RIの水準は陰の極とみられる。RIの反転を前に、日本株を仕込むタイミングが近づいていると考えられよう。』とまとめています。

最後にレポートでは、『TOPIXとリビジョンインデックスの推移』を紹介しています。詳しくは6/13付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜

《ST》

提供:フィスコ

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