日経平均は3日ぶり反落、円強含みで一時200円近い下げ/相場概況

市況
2019年6月18日 15時44分

日経平均は3日ぶり反落。17日の米国市場でNYダウは小幅反発し、22ドル高となった。18日からの連邦公開市場委員会(FOMC)を前に経済指標の悪化で早期利下げへの期待が高まったが、上値も重かった。本日の日経平均もこうした流れを引き継ぎ12円安からスタートすると、朝方は前日終値をはさんだもみ合いが続いた。ただ、前場中ごろから円相場が強含み、1ドル=108円台前半まで上昇。株式市場では薄商いのなか一段の円高進行を警戒した売りが出て、日経平均は後場に一時20924.19円(前日比199.81円安)まで下落した。

大引けの日経平均は前日比151.29円安の20972.71円となった。終値で21000円を下回るのは7日ぶり。東証1部の売買高は10億2384万株、売買代金は1兆7752億円だった。業種別では、全33業種がマイナスとなり、電気・ガス業、鉱業、精密機器、保険業、建設業が下落率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の83%、対して値上がり銘柄は14%となった。

個別では、ソフトバンクG<9984>が3%超下落し、日経平均を約37円押し下げた。ファーストリテ<9983>も朝高後に反落。その他売買代金上位はソニー<6758>、トヨタ自<7203>、キーエンス<6861>、三菱UFJ<8306>など全般小安い。独炭素製品メーカーの買収を発表した東海カーボ<5301>、鋼材値下げがネガティブ視された東製鉄<5423>、第1四半期が2ケタ減益となった西松屋チェ<7545>は売りがかさんだ。また、国土交通省が業務改善命令を出す方針と報じられたTATERU<1435>は東証1部下落率トップとなった。一方、任天堂<7974>やZOZO<3092>は逆行高で、武田薬<4502>も小幅ながらプラスを確保。決算発表のツルハHD<3391>、高レーティング観測の富士通ゼ<6755>や東芝テック<6588>は上げが目立った。クボテック<7709>はストップ高水準まで買われた。

《HK》

提供:フィスコ

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