東京株式(大引け)=107円安、米株安受けリスク回避の売りも底堅さ発揮

市況
2019年6月26日 15時49分

26日の東京株式市場は前日の米株安を受けて終始売り優勢の展開。ただ、日経平均は底堅さも発揮し、フシ目の2万1000円ラインを下回ることはなかった。

大引けの日経平均株価は前営業日比107円22銭安の2万1086円59銭と続落。東証1部の売買高概算は9億3501万株、売買代金概算は1兆6814億4000万円。値上がり銘柄数は508、対して値下がり銘柄数は1552、変わらずは77銘柄だった。

きょうの東京市場は、前日の米国株市場でNYダウやナスダック指数などが軟調でリスクオフの流れが継続した。G20大阪サミットを前に手控えムードは拭えず、売買代金も1兆6000億円台と超閑散商いとなった。ただ、米マイクロン・テクノロジーの四半期決算が市場コンセンサスを上回ったことや、同社が中国ファーウェイ向けの出荷を一部再開したことが伝わり、これが半導体関連や電子部品関連の株価上昇をもたらした。また、取引時間中は為替が1ドル=107円台前半で円安含みに推移したことも市場心理を改善させた。業種別には33業種中、値上がりは4業種にとどまり、個別でも全体の7割の銘柄が値を下げた。なお、きょうは、6月・12月期決算企業の権利落ち日に当たり、日経平均を30円程度押し下げている。

個別では、ファーストリテイリング<9983>、キーエンス<6861>が軟調、キヤノン<7751>も売りに押された。資生堂<4911>、花王<4452>なども値を下げた。JT<2914>も安い。マクセルホールディングス<6810>が急落、ウェルネット<2428>、ワイヤレスゲート<9419>も大幅安。フリービット<3843>、ネットワンシステムズ<7518>などの下げも目立った。

半面、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>が高く、太陽誘電<6976>も買い優勢。武田薬品工業<4502>も堅調。日本鋳鉄管<5612>がストップ高に買われ、LIXILグループ<5938>も値を飛ばした。ピックルスコーポレーション<2925>が大幅高、レオパレス21<8848>も物色人気となった。千代田化工建設<6366>、東洋エンジニアリング<6330>も高い。高島屋<8233>にも買いが流入した。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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