前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

注目
2019年6月28日 5時20分

■フルッタ <2586>  497円 (-100円、-16.8%) ストップ安

フルッタフルッタ <2586> [東証M]がストップ安。東京証券取引所が26日の取引終了後、同社株式が上場廃止の猶予期間に入ったと発表したことが売り材料視された。フルッタが同日提出した19年3月期の有価証券報告書で、期末時点で債務超過であることが確認されたためという。なお、猶予期間は19年4月1日から20年3月31日まで。

■瑞光 <6279>  3,350円 (-260円、-7.2%)

瑞光 <6279> [東証2]が急反落。同社は26日取引終了後に、20年2月期第1四半期(2月21日-5月20日)の連結決算を発表。営業利益が1200万円(前年同期比93.9%減)にとどまったことが嫌気されたようだ。売上高は37億500万円(同35.3%減)で着地。新たに着手した高い技術を要する機械の製造について、試行錯誤を繰り返した結果、製造原価が上昇したことなどが影響した。なお、上半期計画は売上高155億5000万円(前年同期比40.0%増)、営業利益12億7000万円(同82.5%増)とする従来計画を据え置いている。

■サイボウズ <4776>  1,304円 (-100円、-7.1%)

東証1部の下落率2位。サイボウズ <4776> が急反落。同社は企業向けのグループウェアソフト開発事業を手掛けており、クラウド関連サービスが好調で業績を押し上げている。26日取引終了後、業績の修正を発表。19年12月期の連結営業利益は従来予想の8億3200万円~12億3200万円から9億4900万円~12億4900万円(前期は11億300万円)に上方修正した。ただ、その一方で通期の連結最終利益は従来予想の3億7300万円~7億7300万円から3億8600万円~6億8600万円(前期は6億5300万円)に業績の上限レンジを下方修正している。今期業績の拡大期待が強いだけに、市場には警戒感が膨らんだ様子だ。

■東京ドーム <9681>  1,035円 (-61円、-5.6%)

東証1部の下落率5位。東京ドーム <9681> が続急落。SMBC日興証券は26日、毎年10月第1営業日に実施される日経平均株価の定期入れ替えの予想を発表した。同証券では、除外候補には東京ドームと、業種バランスの調整が実施された場合、日本化薬 <4272> を挙げた。採用候補に関しては「消費」セクターの補充銘柄の選定が難儀としながらもカカクコム <2371> を挙げたほか、業種バランス調整が行われた場合、任天堂 <7974> あるいはZOZO <3092> を候補とした。なお任天堂を採用する場合、みなし額面を500円に変更する可能性もあるとみている。

※27日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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