「自動運転車」に再びテーマ買いの兆し、合従連衡の動き加速へ<注目テーマ>

特集
2019年6月25日 12時19分

★人気テーマ・ベスト10

1 5G

2 脱プラスチック

3 バイオマスプラスチック

4 人工知能

5 全固体電池

6 仮想通貨

7 円高メリット

8 サイバーセキュリティ

9 電線地中化

10 インド関連

みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「自動運転車」が16位となっている。

東京株式市場は薄商いのなか上値の重い展開を余儀なくされているが、時価総額の大きい主力株は手掛けにくい一方、テーマ買いの動きは健在だ。そのなか、きょうは自動運転車関連の一角に物色の矛先が向いている。

自動運転技術を巡る世界の開発競争は一段と激しさを増している。日本ではトヨタ自動車<7203>をはじめ自動車メーカー各社が取り組みを強化し、業界の垣根を越えた連携にも積極的だ。海外ではグーグルやエヌビディア、アマゾンなどのハイテク企業も積極参入の動きにある。自動運転技術は5段階にレベルが区分けされており、特定の条件を前提に人間が運転に関与しない段階を「レベル4」とし、更に完全自動運転の「レベル5」が終着点となる。このレベル5は2021年以降の実用化が予想されている。

日本では自動車業界の盟主トヨタのほか、ビジョン・ファンドを通じて人工知能(AI)分野を筆頭に次世代成長分野に投資を積極化させるソフトバンクグループ<9984>などの動きがマーケットの視線を集めている。

トヨタは車載マイコン大手のルネサスエレクトロニクス<6723>の株式を買い増す動きをみせているが、これは自動運転など「CASE」分野への注力を念頭に置いた連携強化の動きとみられている。トヨタは昨年、センセーショナルな資本・業務提携で話題となったALBERT<3906>の保有株比率も高めている。

また、自動車業界では日産自動車<7201>が20日、米グーグル傘下で自動運転開発を手掛けるウェイモとの提携を発表するなど同分野での展開力を強めている。仏ルノーを合わせ3社はフランスと日本で自動運転の輸送サービスを始める構えにあり、今後が注目される。

関連銘柄では前出のALBERTのほか、アートスパークホールディングス<3663>やコア<2359>、テクノスジャパン<3666>、モルフォ<3653>、ドーン<2303>、ディジタルメディアプロフェッショナル<3652>、アイサンテクノロジー<4667>などをマークしたい。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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