★本日の【イチオシ決算】 アダストリア、日本オラクル、ジャステック (6月28日)
1)本日(6月28日)引け後に発表された決算・業績修正
●イチオシ決算
【アダストリア <2685> 】 ★3-5月期(1Q)経常は3.8倍増益で着地
◆20年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比3.8倍の51.1億円に急拡大して着地。「グローバルワーク」など前期苦戦した基幹ブランドが回復したほか、「ニコアンド」なども総じて好調に推移し、国内事業が2ケタ増収を達成したことが寄与。値引き販売や広告宣伝費の減少に加え、トリニティアーツののれん償却がなくなったことも利益拡大に貢献した。
第1四半期実績だけで通期計画の100億円に対する進捗率は51.2%に達しており、業績上振れが期待される。
●サプライズな決算発表・業績修正
岡山製紙 <3892> [JQ] ★前期経常を34%上方修正、配当も1円増額
◆19年5月期の経常利益(非連結)を従来予想の6億円→8億0400万円に34.0%上方修正。増益率が7.7倍→10倍に拡大する見通しとなった。段ボール需要が増加するなか、前期から実施してきた板紙製品の値上げが浸透し、採算が急改善したことが寄与。燃料費は高騰したものの、原料古紙価格が安定推移したことも上振れに貢献した。
業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の12円→13円(前の期は12円)に増額修正した。
ジャステック <9717> ★上期経常は一転13%増益で上振れ着地
◆19年11月期上期(18年12月-19年5月)の経常利益(非連結)は前年同期比12.9%増の11.1億円に伸び、従来の11.0%減益予想から一転して増益で着地。企業のシステム投資需要が高まるなか、製造業や電力・運輸業、情報・通信向けの開発案件が増加し、11.2%の大幅増収を達成したことが寄与。原価率が改善したことも増益に貢献した。
日本オラクル <4716> ★前期経常は11%増で8期連続最高益、配当は15円増配
◆19年5月期の経常利益(非連結)は前の期比11.3%増の622億円に伸び、8期連続で過去最高益を更新した。データ利活用や業務効率化ニーズが高まるなか、クラウド関連の大型案件を複数獲得するなど、クラウド&ライセンス部門が2ケタ増収を達成したことが寄与。
併せて、従来未定としていた前期の期末一括配当を136円実施(前の期は121円)する方針とした。なお、20年5月期の業績見通しと配当予想は開示しなかった。
■引け後発表
◆第1四半期決算:
<1712> ダイセキS
<9793> ダイセキ
◆第2四半期決算:
<7965> 象印
<5942> フイルコン
◆第3四半期決算:
<2164> 地域新聞社 [JQG]
合計5社
※「株探」では、株価、PER、利回りなどを併記した【決算発表・業績修正】銘柄一覧をご覧いただけます。
株探ニュース