「電子カルテ」が18位、医療IT化の礎となる成長市場が動き出す<注目テーマ>

特集
2019年7月9日 12時20分

★人気テーマ・ベスト10

1 5G

2 脱プラスチック

3 人工知能

4 MaaS

5 サイバーセキュリティ

6 バイオテクノロジー関連

7 半導体

8 フッ素化合物

9 SaaS

10 キャッシュレス決済

みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「電子カルテ」が18位にランキングされている。

企業のIT投資需要が旺盛となるなか、システム開発を手掛ける企業が株式市場でも人気化している。そうしたなか、医療や建設・土木分野など比較的IT化が遅れていた業界もここにきて普及が加速する流れにあり、同関連分野で活躍する銘柄にスポットライトが当たり始めた。

電子カルテは医療分野のIT化を支える基礎となる分野で今後、マーケットの注目度が高まりそうだ。患者のデータを蓄積するだけでなく、業務の大幅な効率化にもつながる。例えば患者がスマートフォンで診療を予約する際に、症状などを書き込むなどして医師にかかる前の段階で情報共有が可能となる。これにクラウドや人工知能(AI)を活用することにより、実質的な問診を事前に進めることが可能となり、医師側の負担も大きく軽減され、時間の短縮及び医療のクオリティーそのものも向上する。

これまでは、中小医療機関などITを使いこなせないケースが多く、普及が遅れる背景ともなっていた。しかし最近は、運用を支援する形で新たなビジネスが立ち上がる動きも出ている。スタートアップ企業との連携で同分野に強みを持つシステム開発企業が存在感を高めることになろう。 電子カルテの国内普及率は、2017年時点で約4割に過ぎなかったが、その分需要開拓余地も大きく、関連銘柄は存分に商機を捉えることができる。

関連株として、ここ人気化しているのはソフトマックス<3671>やCEホールディングス<4320>。このほか、ソフィアホールディングス<6942>、KYCOMホールディングス<9685>、YE DIGITAL<2354>なども注目したい。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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