本日注目すべき【好決算】銘柄 トレファク、コシダカHD、コジマ (10日大引け後 発表分)

注目
2019年7月11日 7時01分

10日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

トレファク <3093>   ★上期経常を一転22%増益に上方修正

◆20年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比26.3%増の3.9億円に伸びて着地。リサイクル店で衣料やホビー品の販売が好調だったほか、新規出店効果も加わり、9.0%の増収を達成したことが寄与。販売単価の上昇や販管費の抑制なども大幅増益に貢献した。

併せて、上期の同利益を従来予想の2.1億円→3.1億円に47.2%上方修正。従来の17.2%減益予想から一転して21.8%増益見通しとなった。

タマホーム <1419>   ★今期経常は2期連続最高益・7円増配、自社株買いも発表

◆19年5月期の連結経常利益は前の期比72.6%増の69.5億円に拡大して着地。続く20年5月期も前期比7.8%増の75億円に伸び、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は注文住宅の引き渡し棟数が引き続き増加するうえ、不動産事業で戸建て分譲住宅やオフィス区分所有権の販売も伸びる。

併せて、前期の年間配当を51円→53円に増額し、今期も前期比7円増の60円に増配する方針とした。同時に、発行済み株数の1.66%にあたる50万株(金額で9億円)を上限に自社株買いを実施すると発表。

コシダカHD <2157>   ★今期経常最高益予想を10%上乗せ

◆19年8月期の連結経常利益を従来予想の93億円→102億円に9.7%上方修正。増益率が13.4%増→24.4%増に拡大し、従来の17期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。駅前・繁華街への積極出店や既存店の増室・リニューアルに加え、不採算店舗の閉鎖を進めたことで、カラオケ部門の収益が計画を上回ることが寄与。

キリン堂HD <3194>   ★3-5月期(1Q)経常は33%増益で着地

◆20年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比33.0%増の8.5億円に拡大して着地。季節商品の好調や既存店改装効果の継続に加え、調剤売上高が2ケタ増収を達成したことが収益を押し上げた。

ローツェ <6323>   ★3-5月期(1Q)経常は89%増益で着地

◆20年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比89.4%増の21.7億円に拡大して着地。主力のウエハー搬送機の販売が好調だったことに加え、韓国での設備投資増加を背景にガラス基板搬送装置も伸び、28.4%の大幅増収を達成したことが寄与。

コジマ <7513>   ★9-5月期(3Q累計)経常が74%増益、自社株買いも発表

◆19年8月期第3四半期累計(18年9月-19年5月)の経常利益(非連結)は前年同期比74.3%増の46.5億円に拡大して着地。高機能商品の販売促進効果や気温上昇でエアコンの販売が大きく伸びたほか、キャリアの料金プラン変更に伴う駆け込み需要を追い風に携帯電話も好調だった。また、パソコンはWindows7のサポート終了に伴う買い替え需要を取り込んだ。

併せて、発行済み株数の0.39%にあたる30万株(金額で1.6億円)を上限に自社株買いを実施すると発表。

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