パソナが大幅続伸、2期連続最高益と増配予想を好感
パソナグループ<2168>は大幅続伸。同社は人材サービス事業を手掛けるが、旺盛な求人需要を背景に業績の急成長が続いている。12日引け後に発表された20年5月期業績について、売上高が前期比5.2%増の3440億円、営業利益が同16.2%増の110億円と2期連続での最高益更新予想が好感されている。派遣スタッフの派遣先企業への直接雇用が進んだことによりエキスパートサービス(人材派遣)事業では稼働者数の減少による同事業の売上高が目減りするものの、業務の生産性を向上させるBPO(委託・請負)サービスを積極的に展開するとともに、シニア人材ダブルワークのインフラ整備や外国籍人材の需要を積極的に取り込むことでカバーしている。
併せて発表された配当について、19年5月期は前の期比5円増の18円、20年5月期は更に1円増の19円とする方針。こうした株主還元に前向きな姿勢も物色人気を増幅している。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)