前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

注目
2019年7月26日 5時20分

■サイボウズ <4776>  1,283円 (-112円、-8.0%)

東証1部の下落率2位。サイボウズ <4776> が3日ぶり急反落。25日付の朝刊で「6月売上高は14%増も営業赤字」と一部報じられたことが材料視された。

■キヤノン <7751>  3,036円 (-87円、-2.8%)

キヤノン <7751> が3日ぶり反落。同社は24日取引終了後に決算発表を行い、19年12月期連結営業利益を従来予想の2740億円から2150億円(前期比37.3%減)に下方修正したことが嫌気された。主力のデジタルカメラや半導体向け露光装置が減速したほか、レーザービームプリンターも苦戦している。市場では今期業績予想を2700億円前後と予想していたことから、この業績下方修正をネガティブに受け止める見方が出ている。

■日産自 <7201>  765.6円 (-16円、-2.1%)

日産自動車 <7201> が5日ぶりに反落。25日付の日本経済新聞は、「2019年4-6月期の連結営業利益は前年同期(1091億円)比で約9割落ち込み、数十億円規模にとどまったようだ」と伝えた。米国での販売が振るわなかったうえに、次世代技術の開発に向けた開発費がかさんだという。市場では「事実ならネガティブサプライズ」との見方が出ており、株価は下落している。同社は25日の引け後に決算発表を予定しており、その内容が注目されている。

■ガイシ <5333>  1,581円 (-17円、-1.1%)

日本ガイシ <5333> が5日ぶりに反落。SMBC日興証券は24日、同社株の投資評価を「1」から「2」へ引き下げた。目標株価は2900円から1900円に見直した。株価は割安な水準にあるが、短期的なカタリストには欠けるほか、20年3月期の業績は会社予想を下回る可能性が高いことを警戒している。同証券では半導体製造装置(SPE)向けセラミックス製品の売上高は20年3月期が20%減(会社計画3%増)、21年3月期が5%減とマイナス成長を予想。セラミックスパッケージも売り上げ、利益予想を減額した。特に、非自動車事業の収益性が低いことを問題視している。これに伴い、20年3月期の連結営業利益は従来予想の821億円から625億円(会社予想700億円)に下方修正している。

■国際石開帝石 <1605>  970.5円 (-9.4円、-1.0%)

国際石油開発帝石 <1605> 、石油資源開発 <1662> がいずれも3日ぶり反落。7月中旬に60ドル台に乗せたWTI原油先物価格だったが、その後は上値が重くなっている。24日にWTI原油先物価格は89セント安の1バレル=55ドル88セントを急反落しており、これを受けて、原油価格と株価連動性の高い資源開発関連株も目先筋の利益確定売りが表面化した。

※25日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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