本日注目すべき【好決算】銘柄 オリコン、太陽誘電、ダイワボウ (5日大引け後 発表分)

注目
2019年8月6日 7時01分

5日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

オリコン <4800> [JQ]  ★4-6月期(1Q)経常は81%増益で着地

◆20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比80.8%増の2.8億円に拡大して着地。顧客満足度調査事業で商標利用、WEBプロモーション、データ販売の契約がいずれも伸びたほか、ニュース配信・PV事業では自社メディアのアクセス増加を背景に広告収入が拡大したことが寄与。

ダイワボウ <3107>   ★4-6月期(1Q)経常は2.2倍増益で着地

◆20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比2.2倍の54.2億円に急拡大して着地。Windows7サポート終了を控えた更新需要の高まりを背景に、ITインフラ流通事業で主力のパソコンなどの販売が大幅に増加したことが寄与。

エスイー <3423> [JQ]  ★4-6月期(1Q)経常は46倍増益で着地

◆20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比46倍の3.2億円に急拡大して着地。災害復旧工事や海外案件向けケーブルの納入が好調だったほか、コンクリート製品の販売も増えた。また、首都圏再開発工事向けを中心に建築資材も伸び、24.9%の大幅増収を達成したことが寄与。

サカタインクス <4633>   ★上期経常を一転5%増益に上方修正

◆19年12月期上期(1-6月)の連結経常利益を従来予想の30億円→37.1億円に23.9%上方修正。従来の15.3%減益予想から一転して5.0%増益見通しとなった。印刷インキ事業でアジアのパッケージ関連や日本の印刷情報関連が計画を下回ったものの、コスト削減を進めたことで採算は大きく改善した。

チャームケア <6062>   ★今期経常は30%増で4期連続最高益へ

◆19年6月期の経常利益(非連結)は前の期比39.3%増の13.8億円に拡大して着地。続く20年6月期も前期比30.0%増の18億円に伸び、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は8施設の有料老人ホーム(前期は7施設)を新規開設する計画。また、既存ホームは高い入居率を維持するほか、前期に開設したホームの入居が着実に進み、20.8%の大幅増収を見込む。

併せて、前期の年間配当を7.5円→10円(前の期は5円)に増額し、今期も10円を継続する方針とした。

シグマクシス <6088>   ★4-6月期(1Q)経常は67%増益で着地

◆20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比66.9%増の2.9億円に拡大して着地。基幹業務システムのクラウド化サービスやシステム刷新案件などの受注が伸びたことが寄与。コンサルタントの生産性が向上したことも収益押し上げ要因となった。

併せて、発行済み株式数の1.19%にあたる25万株(金額で3億円)を上限に自社株買いを実施すると発表。株主還元の拡充を好感する買いが期待される。

太陽誘電 <6976>   ★4-6月期(1Q)経常は28%増益で着地

◆20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比28.3%増の88.4億円に伸びて着地。電装化が進む自動車向け、高性能化が進む基地局通信装置・データセンター向けに主力のコンデンサーの販売が大きく伸びたことが寄与。

NEWART <7638> [JQ]  ★4-6月期(1Q)経常は5倍増益で着地

◆20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比5.0倍の7.6億円に急拡大して着地。テレビCMによる集客効果やイベント開催、販売員の能力向上などを背景に、ブライダルジュエリー事業の好調が継続したことが寄与。全身美容事業が黒字に転換したことも大幅増益に貢献した。

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