話題株ピックアップ【夕刊】(3):サカタINX、三菱UFJ、enish

注目
2019年8月6日 15時23分

■サカタインクス <4633>  967円  -9 円 (-0.9%)  本日終値

サカタインクス<4633>は4日続落。5日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(1~6月)連結業績について、営業利益が22億5000万円から30億5100万円(前年同期比13%増)へ、純利益が20億円から23億8600万円(同8.5%減)へ上振れて着地したようだと発表したが、好反応は限定的のようだ。アジアのパッケージ関連が需要の弱含みや競争の激化などで伸び悩んだほか、日本の印刷情報関連がデジタル化の進展や印刷用紙の供給不足による影響を受けて低調に推移したことで、売上高は850億円から831億6700万円(同5.4%増)へ下振れたが、コスト削減を推し進めた結果、アジア及び米州で印刷インキ事業の利益が計画を上回った。

■ジンズホールディングス <3046>  5,610円  -30 円 (-0.5%)  本日終値

ジンズホールディングス<3046>が5日続落。5日の取引終了後に発表した7月度の月次売上速報で、既存店売上高が前年同月比1.3%減と6カ月ぶりに前年実績を下回ったことが嫌気された。前月に続き、1万2000円の価格帯で発売している「Combi Slim Airframe」をはじめとした高価格帯商品の売り上げは好調だったものの、全国的に梅雨が長引き、関東を中心に日照時間が記録的に短かったことでサングラスなどの日射し対策用商品の出足が鈍かったことが響いた。

■三菱UFJ <8306>  512.1円  -2.6 円 (-0.5%)  本日終値

三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>が3日続落、第一生命ホールディングス<8750>も大幅安で4日続落と下値模索の動きを強めている。米国ではリスクオフの流れを受けて債券が買われ、長期金利の低下が著しい。前日終値ベースで米10年債利回りは1.71%台まで急落、米国株市場ではゴールドマン・サックスやJPモルガンなど大手金融株が大きく水準を切り下げた。東京市場でも米国事業における運用環境の悪化を嫌気する売りがメガバンクや生保株に出ている。

■札幌臨床検査センター <9776>  1,931円  +400 円 (+26.1%) ストップ高   本日終値

札幌臨床検査センター<9776>がストップ高。5日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高44億2600万円(前年同期比3.5%増)、営業利益2億6700万円(同2.8倍)、純利益1億7900万円(同2.8倍)と大幅増益となったことが好感されている。臨床検査事業で既存・新規顧客との取引が順調に推移したほか、調剤薬局事業で継続的な技術料の改善への取り組みに加えて、前期に開局した店舗及び既存の店舗が堅調に推移したことが売上高・利益を押し上げた。なお、20年3月期通期業績予想は、売上高174億100万円(前期比2.0%増)、営業利益8億2400万円(同1.1%増)、純利益5億5200万円(同5.6%増)の従来見通しを据え置いている。

■オリコン <4800>  1,447円  +188 円 (+14.9%)  本日終値

オリコン <4800> [JQ]が高い。5日大引け後に発表した20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比80.8%増の2.8億円に拡大して着地したことが買い材料視された。顧客満足度調査事業で商標利用、WEBプロモーション、データ販売の契約がいずれも伸びたほか、ニュース配信・PV事業では自社メディアのアクセス増加を背景に広告収入が拡大したことが寄与。

■enish <3667>  753円  +81 円 (+12.1%) 一時ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率2位

enish<3667>が急反騰、前日の下げ分を帳消しにしてなお上値を買われ、一時100円高はストップ高となる772円まで一気に駆け上がった。ここ継続的に大口買い流入、個人投資家など短期資金が相乗りする形で上げ足を強めている。前日は貸株制限や増し担保などの規制を受けて大きく値を下げたが、きょうは全体下げ相場のなか大きく切り返しに転じた。今秋の茨城国体において都道府県対抗でeスポーツの大会が全国で初めて実施される予定にあり、これを手掛かりにゲーム関連株の一角が人気化、その流れに乗っている。株価はテクニカル的には600円近辺でもち合いが煮詰まっており、決算発表を通過したタイミングで仕掛け的な買いが流入した。

■ワールドHD <2429>  1,536円  +147 円 (+10.6%)  本日終値  東証1部 上昇率5位

ワールドホールディングス <2429> が急反発。5日大引け後に発表した19年12月期上期(1-6月)の連結経常利益が前年同期比26.4%増の25.2億円に伸び、従来の50.4%減益予想から一転して増益で着地したことが買い材料視された。不動産ビジネスで戦略的に一部物件の引き渡し時期を前倒ししたことに加え、人材・教育ビジネスをはじめその他セグメントにおいても業績が計画以上に好調だったことが上振れの要因となった。

■アクセルマーク <3624>  634円  +60 円 (+10.5%) 一時ストップ高   本日終値

アクセルマーク<3624>が大幅高で5日ぶりに反発している。5日の取引終了後、開発中の本格派トレーディングカードゲーム「コントラクトサーヴァント ―CARD GAME―」(略称「コンサヴァ」)の一般ユーザー向けオープンβテストを8日から7日間にわたり実施すると発表しており、これを好材料視した買いが入った。同タイトルは、これまでにない”デッキ戦略”と、サーヴァントと呼ばれるカードの真の価値を見抜く“目利き”がユーザーに求められる本格派トレーディングカードゲーム。6月に行われたブロックチェーンゲーム有識者向け試遊会でも好評価を得ていることから事前人気も高い。なお、βテストが行われる8日からOβTバトルリーグを開催するほか、 同時にコンサヴァバトル動画投稿キャンペーンを実施するという。

■ハイパー <3054>  655円  +58 円 (+9.7%)  本日終値

ハイパー<3054>が大幅続伸。前日に63円高と値を飛ばしたが、きょうも全体波乱相場のなか目先筋の利益確定売りを吸収して上値指向を継続した。中堅企業向け中心にパソコン販売を手掛け、その幅広い顧客基盤を生かして情報セキュリティーニーズを取り込む経営戦略をとる。セキュリティー子会社2社(リステック、セキュリティア)と連携してセキュリティー製品の販売を強化、中長期的な成長ドライバーとして育成を進める計画。今12月期営業利益は前期比19%増の4億1000万円予想だが、第1四半期時点で進捗率は5割を超えている。

●ストップ高銘柄

ホープ <6195>  3,235円  +504 円 (+18.5%) ストップ高   本日終値

ETFS商品 <1684>  986円  0 円 (0.0%) ストップ高   本日終値

など、3銘柄

●ストップ安銘柄

日総工産 <6569>  1,097円  -300 円 (-21.5%) ストップ安   本日終値

アグレ都市デザイン <3467>  409円  -80 円 (-16.4%) ストップ安   本日終値

リンクバル <6046>  563円  -100 円 (-15.1%) ストップ安   本日終値

など、3銘柄

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