ユニチカは年初来安値更新、一部製品で品質管理上の不適切な事案の存在が判明

材料
2019年8月29日 9時31分

ユニチカ<3103>に売りが先行。一時4.5%下落し、年初来安値を更新した。同社は28日、子会社の日本エステルが製造し、同社が販売していた一部製品に品質管理上の不適切な事案の存在が判明したと発表。これが嫌気されたようだ。ただ、売り一巡後はやや下げ渋る動きとなっている。

グループ内の品質管理体制の再点検を行う過程で、18年10月にポリエステル短繊維製品、19年1月に不織布製品で、不適切な事案が判明。顧客に提出した試験成績などに記載の数値と実際の測定値が異なる事例や、実際の測定値のなかから不都合なデータを除いて平均値を求め、その数値を試験成績に記載した事例が存在することを確認したという。なお、不適切な事案は、ポリエステル短繊維製品で71銘柄、不織布製品で5銘柄、ポリエステル短繊維製品では実際に出荷されていなかった製品が7銘柄、顧客の仕様を満たしているにもかかわらず改ざんしていた製品が24銘柄あるとしている。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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