【↑】日経平均 大引け| 小反発、薄商いのなか上値の重い展開 (9月3日)

市況
2019年9月3日 16時19分

日経平均株価

始値  20581.58

高値  20662.23(11:07)

安値  20578.02(09:00)

大引け 20625.16(前日比 +4.97 、 +0.02% )

売買高  8億4123万株 (東証1部概算)

売買代金 1兆3874億円 (東証1部概算)

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■本日のポイント

1.日経平均は小幅ながら反発、薄商いのなか上値も重い展開

2.前日の米株市場が休場で、手掛かり材料難のなか様子見ムード

3.米中貿易協議の不透明感などを嫌気するも売りの圧力は限定的

4.先物絡みの売りでマイナス圏スタートも、為替相場横目に浮上

5.全体売買代金は連日の1兆3000億円台と超閑散相場が続く

■東京市場概況

前日の米国市場は、レーバーデーの祝日で休場。

東京市場では、売買代金低調が際立つなか、日経平均株価は方向感の定まらない展開となった。前日の米国株市場が休場で市場参加者が少なかった。

3日の東京市場は、薄商いのなか日経平均は底堅さをみせたものの上値も重かった。前日の米国株市場がレーバーデーによる祝日に伴い休場だったことから手掛かり材料を欠いた。足もとは米中貿易協議進展への期待感が後退しており、先物絡みの売りが全体相場に重荷となったが、為替が1ドル=106円台前半で落ち着いた動きをみせたことから、売り圧力も限定的だった。日経平均は朝安後に切り返しプラス圏に浮上したが、2万600円台後半では売り物に押され、終盤手仕舞い売りで水準を切り下げた。ただ、かろうじて前日終値を上回り、TOPIXもプラスだった。業種別では33業種中28業種が上昇、個別株も東証1部全体の7割の銘柄が上昇した。一方、売買代金は前日よりやや膨らんだとはいえ、1兆3000億円台と閑散相場が際立っている。

個別では、売買代金トップとなったファーストリテイリング<9983>がしっかり。任天堂<7974>もやや買いが優勢だった。ソニー<6758>が買われ、トヨタ自動車<7203>、武田薬品工業<4502>なども堅調だった。アトラ<6029>が連日のストップ高に買われ、曙ブレーキ工業<7238>も活況高。チェンジ<3962>、リンクアンドモチベーション<2170>も値を飛ばした。enish<3667>も上昇した。

半面、東京エレクトロン<8035>が売りに押され、ファナック<6954>も下落した。ZOZO<3092>が売られ、アドバンテスト<6857>、キーエンス<6861>、ルネサスエレクトロニクス<6723>なども値を下げた。ホットランド<3196>が値下がり率トップに売り込まれたほか、東祥<8920>も大幅安。ブレインパッド<3655>も下落した。サニックス<4651>が安く、大日本住友製薬<4506>も値を下げた。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は信越化 <4063> 、ファストリ <9983> 、花王 <4452> 、日東電 <6988> 、SUBARU <7270> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約21円。

日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファナック <6954> 、アドテスト <6857> 、東エレク <8035> 、SBG <9984> 、KDDI <9433> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約47円。

東証33業種のうち上昇は28業種。上昇率の上位5業種は(1)証券商品先物、(2)海運業、(3)パルプ・紙、(4)鉄鋼、(5)その他金融業。一方、下落率の上位5業種は(1)鉱業、(2)ゴム製品、(3)建設業、(4)保険業、(5)電気機器。

■個別材料株

△enish <3667>

未来型アクションRPG「VGAME」の事前登録受付がスタート。

△マイネット <3928>

「戦乱のサムライキングダム」が「七つの大罪」とコラボ。

△三洋化 <4471>

米ベンチャーキャピタルとパートナーシップ契約を締結。

△ヤマシン―F <6240>

岩井コスモ証券が目標株価を750円に引き上げ。

△ユニバーサル <6425> [JQ]

1.28%を上限に自社株買いを実施。

△サイゼリヤ <7581>

8月既存店売上高が2ヵ月ぶりプラスに転じる。

△PSS <7707> [東証M]

産総研がBIST技術用いた糖鎖解析に関する論文を発表。

△サマンサJP <7829> [東証M]

コナカ <7494> が筆頭株主に。

△チヨダ <8185>

8月既存店売上高が2ヵ月ぶり前年上回る。

△松屋フーズ <9887>

8月既存店売上高が13ヵ月連続前年上回る。

▼ホットランド <3196>

公募増資と売り出しを実施。

▼ナイガイ <8013>

子会社で不適切な会計処理の可能性と発表。

東証1部の値上がり率上位10傑は(1)アトラ <6029> 、(2)マイネット <3928> 、(3)ブレーキ <7238> 、(4)チェンジ <3962> 、(5)中国工 <5974> 、(6)近畿車 <7122> 、(7)LINK&M <2170> 、(8)三菱紙 <3864> 、(9)ソフトブレン <4779> 、(10)enish <3667>

値下がり率上位10傑は(1)ホットランド <3196> 、(2)東祥 <8920> 、(3)ブレインP <3655> 、(4)チャームケア <6062> 、(5)PCA <9629> 、(6)アドテスト <6857> 、(7)GMO-PG <3769> 、(8)ナイガイ <8013> 、(9)サニックス <4651> 、(10)タカミヤ <2445>

【大引け】

日経平均は前日比4.97円(0.02%)高の2万0625.16円。TOPIXは前日比5.58(0.37%)高の1510.79。出来高は概算で8億4123万株。東証1部の値上がり銘柄数は1485、値下がり銘柄数は561となった。日経ジャスダック平均は3298.97円(2.35円高)。

[2019年9月3日]

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