泉州電業---3Q増収増益、建設需要が堅調に推移
泉州電業<9824>は3日、2019年10月期第3四半期(18年11月-19年7月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比3.9%増の630.85億円、営業利益が同8.4%増の29.76億円、経常利益が同7.4%増の31.56億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同4.1%増の21.07億円となった。
提案型営業の推進、配送体制の強化、新規得意先の開拓及び既存得意先の深耕、新商品の拡販など積極的な営業展開を図った。また、2019年5月には吹田物流センター(大阪府吹田市)の移転が完了し、新たに開設した大阪物流センター(大阪府豊中市)が稼働しており、物流機能の強化を見込んでいる。
当第3四半期累計期間の業績は、銅価格の下落による販売価格の低下要因や、米中貿易摩擦等の影響を受け、民間設備投資向け電線の一部で需要の減少があったが、建設需要が堅調に推移し増収となり、各利益も増益となった。
2019年10月期通期については、売上高が前期比3.6%増の850.00億円、営業利益が同9.6%増の42.40億円、経常利益が同7.2%増の44.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同24.4%増の29.50億円とする6月4日に上方修正した業績予想を据え置いている。
《SF》
提供:フィスコ