【↑】日経平均 大引け| 大幅に3日続伸、先物主導で2万1000円台を回復 (9月5日)

市況
2019年9月5日 16時09分

日経平均株価

始値  20800.29

高値  21164.61(14:13)

安値  20787.93(09:01)

大引け 21085.94(前日比 +436.80 、 +2.12% )

売買高  13億4803万株 (東証1部概算)

売買代金  2兆4800億円 (東証1部概算)

-----------------------------------------------------------------

■本日のポイント

1.日経平均は大幅に3日続伸、約1ヵ月ぶりに2万1000円大台を回復

2.香港情勢や英国の合意なきEU離脱に絡む政局混乱への懸念が後退

3.米中両国の貿易協議が10月に再開されるとの報道も買い呼び込む

4.海外筋の先物買い戻しを絡め日経平均は500円高を超える場面も

5.全体の9割の銘柄が上昇、売買代金は2兆4000億円台に膨らむ

■東京市場概況

前日の米国市場では、NYダウは237ドル高と反発した。香港情勢沈静化への期待や、英国の欧州連合からの合意なき離脱観測の後退などで買いが優勢となった。

東京市場では、全体相場がリスクオンに傾き日経平均株価は一時500円を超える上昇をみせ、引け値でも2万1000円台を回復した。

5日の東京市場は、前日の米国株市場でNYダウナスダック総合指数ともに大きく買われており、これを受けてリスクを取る動きが活発化した。香港情勢に対する懸念の後退や英国のEU離脱問題を巡る政局混乱に対する警戒感が薄まり、主力株をはじめ広範囲の銘柄が買いを集めた。また、取引時間中に米国と中国の貿易協議が10月に再開されると伝わったことも市場心理を改善させる材料となった。外国為替市場で円安が進んだこともあって、先物を絡めた海外ファンド筋の買い戻しで、日経平均は一時500円高超に買われる場面もあった。大引けは伸び悩んだものの2万1000円台をキープして着地。東証1部の9割を超える銘柄が値上がりし、売買代金も2兆4000億円台まで膨らんだ。

個別では、ソニー<6758>が商いを伴い高く、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>、ファナック<6954>、キーエンス<6861>なども上昇した。ファーストリテイリング<9983>も大きく上値を追った。エムスリー<2413>が急伸、KLab<3656>も大幅高。東邦亜鉛<5707>、川崎汽船<9107>なども大きく買われた。アトラ<6029>は4日連続のストップ高となった。タツモ<6266>、三城ホールディングス<7455>、ゴールドウイン<8111>なども大幅高。

半面、任天堂<7974>が安く、ZOZO<3092>も冴えない。カカクコム<2371>、サイバーエージェント<4751>なども下落した。東京ドーム<9681>が大幅安、ワイヤレスゲート<9419>、明和産業<8103>、ブックオフグループホールディングス<9278>なども売られた。enish<3667>も軟調だった。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983> 、東エレク <8035> 、アドテスト <6857> 、SBG <9984> 、ファナック <6954> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約135円。

日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はコムシスHD <1721> 、東京ドーム <9681> 、サイバー <4751> 、協和キリン <4151> 、味の素 <2802> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約7円。

東証33業種のすべての業種が上昇。上昇率の大きかった上位5業種は(1)精密機器、(2)海運業、(3)パルプ・紙、(4)電気機器、(5)機械。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)電気・ガス業、(2)空運業、(3)情報・通信業、(4)医薬品、(5)その他製品。

■個別材料株

△エムスリー <2413>

日経平均に新規採用。

△コーテクHD <3635>

「三國志13」に関してアリババゲームスとライセンス契約締結。

△ネットマーケ <6175>

「Omiai」会員数が順調に積み上がる。

△ナブテスコ <6268>

「独子会社を来期営業黒字へ」との報道。

△イーグル工 <6486>

アキュムレータを用いたエネルギー回生システムを開発。

△NEC <6701>

「4-9月期の営業益2.5倍」との報道。

△シャープ <6753>

サムスン電子と無線通信規格必須特許のライセンス契約を締結。

△日野自 <7205>

Hacobuと資本・業務提携。

△三城HD <7455>

0.98%を上限に自社株買いを実施。

△アクシアル <8255>

8月既存店売上高が2ヵ月ぶりプラス。

▼カカクコム <2371>

日経平均採用見送りで失望売り。

▼東京ドーム <9681>

日経平均から除外。

東証1部の値上がり率上位10傑は(1)アトラ <6029> 、(2)タツモ <6266> 、(3)ランド <8918> 、(4)三城HD <7455> 、(5)KLab <3656> 、(6)エムスリー <2413> 、(7)UMCエレ <6615> 、(8)ニッカトー <5367> 、(9)東邦鉛 <5707> 、(10)加賀電子 <8154>

値下がり率上位10傑は(1)テモナ <3985> 、(2)東京ドーム <9681> 、(3)ワイヤレスG <9419> 、(4)パイプドHD <3919> 、(5)カカクコム <2371> 、(6)ブイキューブ <3681> 、(7)明和産 <8103> 、(8)ラクーンHD <3031> 、(9)サイバー <4751> 、(10)ブックオフG <9278>

【大引け】

日経平均は前日比436.80円(2.12%)高の2万1085.94円。TOPIXは前日比27.65(1.84%)高の1534.46。出来高は概算で13億4803万株。東証1部の値上がり銘柄数は1966、値下がり銘柄数は157となった。日経ジャスダック平均は3314.25円(18.97円高)。

[2019年9月5日]

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.