伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」 (9月12日記)
日経平均株価は上昇が勢いづいて、昨日、一気に2万1500円を超えています。
昨晩のNYダウが上昇した動きを映して、日経平均は、本日の寄り付き値が一段高となって、7月の高値2万1823円へ接近する動きになる公算です。
以前のチャートの見方なら、急速な2万1823円への接近は、8月6日の安値2万0110円が強い支持になっていることを示していると考えたくなる場面です。年末へ向けて、4月の高値2万2362円を超える動きになることを重視すべき状況へ入ります。
しかし、現在はコンピューター取引が増えたことに加えて、浮動株が減っていて、上げ、下げの動きが急激で、目標値まで一気に動きやすくなっています。
現状に合わせて見方を変えると、一気に上げる動きは、目的地がはっきりとした動きであって、未知の場所を目指す動きではないと推測することができます。
目先は、2万1823円前後で強く上値を抑えられる公算です。
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【伊藤智洋 プロフィール】
1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。最新刊「勝ち続ける投資家になるための 株価予測の技術[決定版]」(日本実業出版社)、「儲かる! 相場の教科書 ローソク足チャート 究極の読み方・使い方」(日本実業出版社)など著書多数。
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