話題株ピックアップ【昼刊】:コロプラ、サンバイオ、OLC

注目
2019年9月20日 11時39分

■コロプラ <3668>  1,031円  +150 円 (+17.0%) ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率トップ

コロプラ<3668>が4連騰し、約3カ月半ぶりに年初来高値を更新している。スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>が19日の取引終了後、スマートフォン向け位置情報RPG「ドラゴンクエストウォーク」のダウンロード(DL)数が500万を突破したと発表しており、スクウェア・エニックスと同アプリを共同開発したコロプラにも買いが殺到している。同アプリは、ドラクエの世界観が実際のマップに反映され、プレイヤー自身が歩いて冒険する位置情報系RPG。12日にリリースして1週間での500万DL突破で、業績貢献への期待が膨らんでいるようだ。

■サンバイオ <4592>  4,135円  +595 円 (+16.8%) 一時ストップ高   11:30現在

サンバイオ<4592>が一時ストップ高。19日の取引終了後、慢性期外傷性脳損傷を対象にした再生細胞薬「SB623」が、米国食品医薬品局(FDA)のRMATの対象品目に指定されたと発表した。RMATは、重篤な疾患を開発対象とした再生医療の先端治療法で、臨床試験で一定の効果を示したものに対する指定制度。米国ではBreakthrough Therapy(BT)指定と同様に、RMAT指定を受けた企業は、指定品目に関する優先審査と迅速承認の機会を得ることができるという。現在、SB623は、グローバルでの慢性期外傷性脳損傷プログラムのフェーズ3臨床試験を21年1月期末までに開始することを計画しているほか、慢性期脳梗塞プログラムのフェーズ2b臨床試験も実施中としている。

■東武鉄道 <9001>  3,615円  +65 円 (+1.8%)  11:30現在

私鉄株が連日人気に沸いている。東武鉄道<9001>や東急<9005>、京成電鉄<9009>が年初来高値更新。東急は7日続伸している。金利低下と地価上昇で不動産株が見直されるなか、同じ土地持ち企業である大手私鉄を再評価する買いが入っている様子だ。大手私鉄には、訪日外国人によるインバウンド需要の増加が業績面での追い風になることも評価されている。

■オリエンタルランド <4661>  15,995円  +170 円 (+1.1%)  11:30現在

オリエンタルランド<4661>が続伸している。19日の取引終了後、東京ディズニーランドに「ニューファンタジーランド」を20年4月15日付でオープンさせると発表したことが好感されている。「ニューファンタジーランド」はファンタジーランドを拡張して誕生するエリアで、ディズニー映画「美女と野獣」をテーマにした「美女と野獣“魔法のものがたり”」や、東京ディズニーランド初となる本格益な屋内シアター「ファンタジーランド・フォレストシアター」などがオープンする予定。また、同日付でトゥモローランドに「ベイマックスのハッピーライド」、トゥーンタウンに「ミニーのスタイルスタジオ」などの新施設もオープンする。これらは、17年4月の工事着手から約3年、総投資額約750億円をかけた東京ディズニーランド史上最大規模の開発であり、集客力向上への貢献が期待されているようだ。

■エーザイ <4523>  5,454円  +42 円 (+0.8%)  11:30現在

エーザイ<4523>が続伸している。同社はきょう、インドの現地子会社が米製薬企業マイランのインド子会社と、同国での抗がん剤「エリブリン」のセカンドブランド「TECERIS」の販売に関してライセンス契約を締結したと発表した。この契約に基づき、エーザイ・インドがマイラン・インドにエリブリンを供給し、マイラン・インドが「TECERIS」として販売。これにより、エーザイ・インドは自社販売する「Halaven」とあわせ、2ブランド2チャネルでエリブリンをインド全域で提供することになる。

■王子ホールディングス <3861>  521円  +4 円 (+0.8%)  11:30現在

王子ホールディングス<3861>が続伸している。19日の取引終了後、世界最大の食品・飲料会社ネスレ社がタイにおいて、同社製の紙製品をパッケージ素材に採用したと発表しており、これが好材料視されている。ネスレ社のプラスチック包装廃棄物問題への対策の一環で、プラスチック代替として採用されたという。なお今後、タイ以外の国でも同社製品が展開されていく見通しとしている。

■パーク24 <4666>  2,396円  +18 円 (+0.8%)  11:30現在

19日、パーク24 <4666> が発行済み株式数(自社株を除く)の0.36%にあたる56万株(金額で13億3168万円)を上限に、9月20日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。

■ペプチドリーム <4587>  5,500円  +40 円 (+0.7%)  11:30現在

ペプチドリーム<4587>が反発している。きょう付けの日本経済新聞朝刊で、富士通<6702>と創薬分野の共同研究を開始したと報じられており、これが好材料視されている。記事によると、「『ペプチド』を応用する創薬プロセスで、富士通の高速コンピューター技術を活用し、10倍速で有望な候補を見つけられるようにする」としており、富士通の高速コンピューター技術「デジタルアニーラ」を活用することで、有望候補の絞り込みの期間短縮を図るとしている。

■三井不動産 <8801>  2,750.5円  +10 円 (+0.4%)  11:30現在

三井不動産<8801>や三菱地所<8802>、住友不動産<8830>といった不動産株が高い。菱地所は6月20日以来、3カ月ぶりに年初来高値を更新した。国土交通省が19日発表した19年7月1日時点の基準地価は、前年比0.4%の上昇と2年連続のプラスとなった。訪日外国人観光客の増加や金融緩和による投資資金の不動産市場への流入も地価押し上げ要因に働いた。特に、地方圏の商業地は28年ぶりの上昇となった。これを受け、三井不など大手不動産株に見直し買いが流入している。日米欧の中央銀行が金融緩和姿勢を強め超低金利状態が続いていることも不動産株には追い風となっている。

■ウィルグループ <6089>  990円  +126 円 (+14.6%)  11:30現在  東証1部 上昇率2位

ウィルグループ <6089> が急騰。19日大引け後、20年3月期上期(4-9月)の連結税引き前利益を従来予想の14億円→21億円に50.0%上方修正。増益率が11.6%増→67.3%増に拡大し、従来の2期ぶりの上期の過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料視された。主要3事業のセールスアウトソーシング、コールセンターアウトソーシング、ファクトリーアウトソーシング、注力3事業である介護ビジネス支援、海外HR、スタートアップ人材支援の業績がいずれも好調だったことが寄与。連結子会社の取得原価の配分見直し時期を変更したことも上振れの要因となった。併せて、発行済み株式数の1.35%にあたる30万株(金額で3億円)を上限とする自社株買いを実施すると発表しており、株主還元の拡充を好感する買いも向かった。

■アルメディオ <7859>  167円  +14 円 (+9.2%)  11:30現在

アルメディオ<7859>が急伸している。19日の取引終了後、マイルストーン・キャピタル・マネジメント社を割当先とする第三者割当により、第7回新株予約権を発行すると発表しており、これによるナノマテリアル事業進展への期待から買われているようだ。今回発表の新株予約権は10月7日を割当日としており、発行新株予約権数は2800個(潜在株式数280万株、当初行使価格138円)。調達資金約3億8300万円は、ナノマテリアル事業への投資資金や、借入金の返済などに当てられる予定。なお、潜在的な希薄化は最大で23.9%(議決権ベースでは24.1%)となる。

■ウェルス・マネジメント <3772>  2,301円  +131 円 (+6.0%)  11:30現在

ウェルス・マネジメント<3772>が大幅高で3日続伸している。19日の取引終了後、神川県箱根町強羅にホテル開発用地を取得すると発表しており、これが好感されている。同社は7月30日、ホテル開発用地として箱根町の不動産を取得したと発表したが、今回取得した土地はその隣地にあたる。前回取得分と合わせると、開発用地は約1300坪まで増加することになり、更に収益性の高いホテル開発が可能としている。なお、ホテル開業は22年を予定している。同時に、同社が共同投資を行っている「京都悠洛ホテルMギャラリー」(京都市東山区)のホテル投資持ち分を、新たに設立する匿名組合を通じて取得すると発表した。更に、同ホテルのアセットマネジメント業務をウェルス子会社のリシェス・マネジメントが受託するとしている。

■ミダック <6564>  1,675円  +80 円 (+5.0%)  11:30現在

ミダック<6564>が大幅高。19日の取引終了後、20年3月末時点の株主から株主優待制度を導入すると発表しており、これが好感されている。毎年3月31日時点で1単元(100株)以上を保有する株主に対して、一律でクオカード500円分を贈呈するとしている。

■AKIBA <6840>  3,090円  +125 円 (+4.2%)  11:30現在

AKIBAホールディングス <6840> [JQ]が高い。19日大引け後、20年3月期の連結最終利益を従来予想の3億円→5億8000万円に93.3%上方修正。増益率が23.0%増→2.4倍に拡大し、21期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。子会社モバイル・プランニングの全保有株式をベネフィットジャパン <3934> へ売却することに伴い、売却益3.6億円が発生することが最終利益を押し上げる。

●ストップ高銘柄

アミファ <7800>  989円  +150 円 (+17.9%) ストップ高   11:30現在

クラスターテクノロジー <4240>  542円  +80 円 (+17.3%) ストップ高   11:30現在

ソフトマックス <3671>  1,090円  +150 円 (+16.0%) ストップ高   11:30現在

など、4銘柄

●ストップ安銘柄

なし

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.