【↑】日経平均 大引け| 小幅続伸、3連休控え利益確定売りで上値は重い (9月20日)

市況
2019年9月20日 16時32分

日経平均株価

始値  22130.74

高値  22204.75(10:33)

安値  22047.90(14:59)

大引け 22079.09(前日比 +34.64 、 +0.16% )

売買高  14億5859万株 (東証1部概算)

売買代金  2兆7700億円 (東証1部概算)

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■本日のポイント

1.日経平均は小幅続伸、3連休控え後場に上昇幅縮小

2.NYダウは反落、米中貿易協議への警戒感も上値押さえる

3.買い戻しが流入する一方、高値警戒感で利益確定売りも

4.商社株や銀行株など高配当利回り銘柄に買いが流入

5.ファナックやSMCなど中国関連の機械株は軟調

■東京市場概況

前日の米国市場では、NYダウは52ドル安と3日ぶりに反落した。米中の貿易協議進展への期待から堅調な推移が続いたが、貿易協議の難航を示唆する報道などを受けて、引けにかけてマイナスに転じた。

東京市場では日経平均株価は小幅続伸。3連休を控え、利益確定売りが膨らみ引けにかけ上昇幅は縮小した。

前日のNYダウは、米中貿易協議への警戒感が台頭し3日ぶりに反落した。ただ、東京市場は売り方の買い戻し姿勢が強く日経平均は続伸してスタート。午前10時過ぎには、一時前日に比べ160円高まで値を上げる場面があった。しかし、後場に入ると売りが優勢となった。高値警戒感が台頭しているほか、3連休を控え利益確定売りも膨らんだ。2万2000円が接近すると下値に買いが入り、結局は小幅高で取引を終えた。

個別では、ソフトバンクグループ<9984>が高く、任天堂<7974>やコロプラ<3668>、スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>といったゲーム株が値を上げた。9月の配当権利取りを狙った買いで商社株や銀行株などが堅調で、伊藤忠商事<8001>や三井物産<8031>、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>やみずほフィナンシャルグループ<8411>が買われた。サンバイオ<4592>は一時ストップ高と急騰した。

半面、ファナック<6954>やキーエンス<6861>、SMC<6273>など中国需要の影響が大きい設備投資関連株が軟調。リクルートホールディングス<6098>やNTT<9432>、日立製作所<6501>が値を下げた。東京エレクトロン<8035>やKDDI<9433>も安い。ヤマトホールディングス<9064>が大幅安となった。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983> 、テルモ <4543> 、スズキ <7269> 、オリンパス <7733> 、中外薬 <4519> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約46円。

日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファナック <6954> 、ファミマ <8028> 、ヤマトHD <9064> 、リクルート <6098> 、ダイキン <6367> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約37円。

東証33業種のうち上昇は19業種。上昇率の上位5業種は(1)精密機器、(2)金属製品、(3)その他製品、(4)非鉄金属、(5)銀行業。一方、下落率の上位5業種は(1)鉄鋼、(2)海運業、(3)電気・ガス業、(4)倉庫運輸関連、(5)保険業。

■個別材料株

△夢の街創造 <2484> [JQ]

岩井コスモ証券が新規「B+」でカバレッジ開始。

△ハブ <3030>

岩井コスモ証券が新規に買い推奨。

△enish <3667>

「De:Lithe」の事前登録受付を開始。

△コロプラ <3668>

「ドラクエウォーク」500万DL突破。

△日本アジアG <3751>

固定資産譲渡で売却益約18億円が発生。

△ウェルス <3772> [東証2]

箱根ホテル開発用地の隣地を取得。

△エンジャパン <4849>

派遣時給が15ヵ月連続プラス。

△インパクト <6067> [東証M]

インドコンビニ7号店を25日にオープン。

△ウィルG <6089>

上期税引き前最高益予想を50%上乗せ、自社株買いも発表。

△AKIBA <6840> [JQ]

今期最終を93%上方修正・21期ぶり最高益更新へ。

▼日金銭 <6418>

上期経常を99%下方修正、通期も減額。

▼すてきナイス <8089>

東証が特設注意市場銘柄に指定。

東証1部の値上がり率上位10傑は(1)ウィルG <6089> 、(2)コロプラ <3668> 、(3)エスプール <2471> 、(4)ネットマーケ <6175> 、(5)enish <3667> 、(6)KLab <3656> 、(7)K&Oエナジ <1663> 、(8)アステリア <3853> 、(9)ホクシン <7897> 、(10)東洋BENG <4828>

値下がり率上位10傑は(1)すてきナイス <8089> 、(2)アジア投資 <8518> 、(3)ヤマトHD <9064> 、(4)トナミHD <9070> 、(5)ソフトブレン <4779> 、(6)プロネクサス <7893> 、(7)シンニッタン <6319> 、(8)多木化 <4025> 、(9)ホクリヨウ <1384> 、(10)杉本商 <9932>

【大引け】

日経平均は前日比34.64円(0.16%)高の2万2079.09円。TOPIXは前日比0.57(0.04%)高の1616.23。出来高は概算で14億5859万株。東証1部の値上がり銘柄数は1157、値下がり銘柄数は886となった。日経ジャスダック平均は3369.97円(4.39円高)。

[2019年9月20日]

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