日経平均寄与度ランキング（前引け）～日経平均は3日続伸、KDDIと東エレクの2銘柄で約22円分押し上げ
24日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり150銘柄、値下がり70銘柄、変わらず5銘柄となった。
日経平均は3日続伸。52.68円高の22131.77円（出来高概算5億9000万株）で前場の取引を終えている。日本の3連休中、貿易協議で米国を訪れていた中国の代表団が農場視察を中止して帰国したと伝わり、協議の先行きへの警戒感から海外株が下落、円相場は1ドル＝107円台前半まで上昇する場面があった。しかし、ムニューシン米財務長官が中国との閣僚級協議を再来週に開催することを明らかにし、農場視察の中止についても単なる延期で大きな問題ではないとの認識を示したと報じられ、連休明けの日経平均は懸念後退に伴い16円高からスタート。朝方には一時マイナスへ転じたが、その後22168.74円（89.65円高）まで上昇する場面があった。東証1部の値上がり銘柄は全体の6割強、対して値下がり銘柄は3割弱となっている。
値上がり寄与トップは、KDDI<9433>、同2位は東京エレクトロン<8035>となり、2銘柄で指数を約22円分押し上げたほか、TDK<6762>、スズキ<7269>、テルモ<4543>、信越化<4063>、アドバンテ<6857>などがそれに続いた。アドバンテは、国内証券による目標株価引き上げ観測が伝わっている。なお、値下がり寄与上位銘柄には、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、京セラ<6971>、キヤノン<7751>などが並んだ。キヤノンは、米系証券による投資評価引き下げ観測が伝わっている。今後、オフィスプリンティングにおける構造改革効果の縮小やオフィスサービスにおける反動減から、ファンダメンタルズに対する懸念が四半期を追って増すと考えられているもよう。
*11:30現在
日経平均株価 22131.77(+52.68)
値上がり銘柄数 150(寄与度+129.21)
値下がり銘柄数 70(寄与度-76.53)
変わらず銘柄数 5
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9433> KDDI 2919 55.5 +12.11
<8035> 東エレク 21055 285 +10.36
<6762> TDK 9750 180 +6.55
<7269> スズキ 4643 178 +6.47
<4543> テルモ 3431 38 +5.53
<4063> 信越化 11975 150 +5.46
<6857> アドバンテ 4780 70 +5.09
<7832> バンナムHD 6490 90 +3.27
<6954> ファナック 20090 85 +3.09
<6645> オムロン 5900 80 +2.91
<6506> 安川電 3970 80 +2.91
<4507> 塩野義 5900 79 +2.87
<4452> 花王 8071 76 +2.76
<7203> トヨタ 7469 66 +2.40
<2502> アサヒ 5367 61 +2.22
<9766> コナミHD 5220 60 +2.18
<8267> イオン 2048.5 55.5 +2.02
<8766> 東京海上 6010 110 +2.00
<3382> 7&iHD 4185 43 +1.56
<9009> 京成 4520 85 +1.55
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9983> ファーストリテ 64890 -850 -30.91
<9984> ソフトバンクG 4569 -55 -12.00
<6971> 京セラ 6756 -48 -3.49
<7751> キヤノン 2880 -54.5 -2.97
<7267> ホンダ 2868 -37.5 -2.73
<7951> ヤマハ 4805 -45 -1.64
<8830> 住友不 4106 -42 -1.53
<2801> キッコーマン 5130 -40 -1.45
<4704> トレンド 5220 -40 -1.45
<6724> エプソン 1542 -20 -1.45
<4506> 大日住薬 1834 -37 -1.35
<8801> 三井不 2684.5 -31 -1.13
<7752> リコー 1015 -31 -1.13
<4324> 電通 3960 -30 -1.09
<6178> 日本郵政 1021 -28 -1.02
<6367> ダイキン 14355 -25 -0.91
<5901> 洋缶HD 1702 -24 -0.87
<6841> 横河電 1989 -20 -0.73
<8001> 伊藤忠 2343 -16.5 -0.60
<6326> クボタ 1676.5 -15 -0.55
《CN》
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