話題株ピックアップ【夕刊】(3):ゲームウィズ、オルトP、ニューテック

注目
2019年9月30日 15時24分

■GameWith <6552>  927円  +150 円 (+19.3%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率3位

GameWith<6552>が前週末の大幅高に続き、150円高はストップ高に買われる人気となった。スマートフォンゲームの記事攻略サイトを展開しており、ここにきてゲーム関連株に需給主導で人気化するものが相次ぐなか、その流れに乗っている。前週26日に発表された同社の20年5月期第1四半期営業利益は前年同期比45%減益の1億3300万円と低調だったが、事前に決算悪を織り込んでいたこともあって目先の悪材料出尽くし感が浮上。きょうは、日証金で株不足状態にあるなど空売りの買い戻しも株価に浮揚力を与えた。TOPIX構成銘柄に組み入れられる関係で指数連動型ファンド買いへの期待から、物色人気が増幅されている。

■オルトプラス <3672>  619円  +100 円 (+19.3%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率4位

オルトプラス<3672>が前週末に続き値幅制限いっぱいに買われる人気となった。ソーシャルゲームを主力にモバイル端末向けゲームの開発を手掛ける。今月13日にNHN JAPAN(東京都港区)及びクアーズ(東京都新宿区)との資本業務提携を発表していたが、きょう午前9時半に両社を割当先とする第三者割当増資からの払い込みが完了したことを発表、物色人気を後押しする格好となった。

■ニューテック <6734>  1,024円  +150 円 (+17.2%) ストップ高   本日終値

ニューテック <6734> [JQ]が買い気配でスタート。27日大引け後、20年2月期上期(3-8月)の連結経常利益を従来予想の7800万円→1億4200万円に82.1%上方修正。従来の29.7%減益予想から一転して27.9%増益を見込み、一気に18期ぶりに上期の最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。主力のストレージで利益率の高いNAS製品の販売が好調だったことが寄与。なお、通期の経常利益は従来予想の2億1100万円(前期は2億1100万円)を据え置いた。

■サイオス <3744>  616円  +73 円 (+13.4%)  本日終値

サイオス<3744>が5連騰と上昇加速。前週末に543円に買われ、9月11日の戻り高値を払拭したこともあって戻り足に弾みがついていた。システム障害回避ソフトを主軸とするシステムインテグレーターで、人工知能(AI)分野に注力している。売上高の過半を占めるオープンシステム基盤事業では、主力製品の「LifeKeeper」に期待が大きい。20年12月期は赤字案件の解消で利益急回復が見込まれ、株価は昨年7月に1247円の高値をつけており、戻り余地の大きさが意識されている。

■ワイヤレスゲート <9419>  766円  +83 円 (+12.2%)  本日終値  東証1部 上昇率6位

ワイヤレスゲート<9419>が急伸、東証1部値上がり率上位にランクインした。他社回線を借りて無線ネット通信サービスを展開する。IoT分野のセキュリティーなどに注力し商機拡大につとめるが、足もとの業績は低迷している。ただ、そのため信用取引では空売りも呼び込んでおり、直近信用倍率は1.3倍、日証金では株不足で逆日歩がついており、需給相場の兆しをみせている。

■ケイティケイ <3035>  369円  +32 円 (+9.5%)  本日終値

ケイティケイ <3035> [JQ]が買い気配でスタート。27日大引け後、19年8月期の連結経常利益を従来予想の2億7200万円→3億1400万円に15.4%上方修正。従来の2.5%減益予想から一転して12.5%増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。子会社青雲クラウンにおける主要顧客の売上減少で売上高は計画を下回ったものの、原材料費の見直しによる製造コストの削減に加え、調達コストや経費の抑制などで採算が改善した。業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の9円→11円(前の期は10円)に増額修正したことも好感された。

■クリエイト <3024>  687円  +59 円 (+9.4%) 一時ストップ高   本日終値

クリエイト<3024>が一時ストップ高まで買われた。同社は27日、新たな需要の創出が期待できる製品・サービスの事業化に向けてプロジェクトのブラッシュアップをサポートする大阪市のトップランナー育成事業に、子会社のダイドレが推奨する「Tosk関連事業プロジェクト」が認定されたと発表。これが材料視されたようだ。「Tosk関連事業プロジェクト」とは、Toskストーンコート工法(透水性樹脂舗装材・繊維化合樹脂の特殊バインダーで優れた強度を実現し、乾燥砂利のデザイン性を融合させた景観性・防滑材として、様々な用途に広く活用可能な商品)を生かして、材工施工対応を含めた提案型受注に取り組むもの。プロジェクト名は「Toskで始まる暮らしと人にやさしいECOな街並み」となっている。

■エノモト <6928>  1,027円  +48 円 (+4.9%)  本日終値

エノモト<6928>が続伸し年初来高値を更新。同社はきょう、山梨県や山梨大学と産官学一体で推進している「水素燃料電池の主要部品である、ガス拡散層一体型金属セパレータ」の研究開発及び製造ラインの確立のための資金を、グリーンローンで調達したと発表。これによる実用化への進展加速などが期待されたようだ。このプロジェクトは、安価で高品質な水素燃料電池スタックの普及を目指すもの。同社によると、水素に係る研究開発などを資金使途としたグリーンローンの調達は国内初で、世界でも類をみない取り組みになるという。

■フェイスネットワーク <3489>  1,072円  +49 円 (+4.8%)  本日終値

フェイスネットワーク<3489>が反発し、一時17%高となる場面があった。同社はきょう、SBIマネープラザ(東京都港区)と業務提携したと発表。これが株価を刺激したようだ。この業務提携は、同社が城南3区を中心に開発する新築一棟マンションをSBIマネープラザの顧客の資産形成に生かすため、不動産に関心のある顧客を紹介してもらうことが主な目的。SBIマネープラザの幅広いネットワークを活用することで、同社は新たな販売チャネルの開拓効果が見込まれる。

■青山財産ネットワークス <8929>  1,646円  +73 円 (+4.6%)  本日終値

青山財産ネットワークス<8929>が3日続伸。同社は27日、船舶(プロダクトタンカー)を対象資産とするオペレーティングリース商品を組成したと発表。業績への寄与などが期待されたようだ。同社は、今後も財産コンサルティングにおける法人顧客向けサービスの一環として、積極的に船舶を対象資産とするオペレーティングリース事業にかかる商品組成を行う予定だとしている。

●ストップ高銘柄

アミファ <7800>  1,681円  +300 円 (+21.7%) ストップ高   本日終値

アクセルマーク <3624>  669円  +100 円 (+17.6%) ストップ高   本日終値

など、6銘柄

●ストップ安銘柄

天昇電気工業 <6776>  708円  -300 円 (-29.8%) ストップ安   本日終値

名古屋木材 <7903>  2,100円  0 円 (0.0%) ストップ安   本日終値

など、2銘柄

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