本日注目すべき【好決算】銘柄 乃村工芸社、アダストリア、ストライク (30日大引け後 発表分)

注目
2019年10月1日 7時01分

30日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

乃村工芸社 <9716>   ★上期の経常最高益予想を67%上乗せ

◆20年2月期上期(3-8月)の連結経常利益を従来予想の39.5億円→66億円に67.1%上方修正。増益率が10.1%増→84.0%増に拡大し、従来の4期連続での上期の過去最高益予想をさらに上乗せした。主力のディスプレイ事業で想定より需要が拡大したことで売上が計画を上回ったことが寄与。原価低減に継続的に取り組んだことも利益を押し上げた。

アダストリア <2685>  ★上期経常が12倍増益で着地

◆20年2月期上期(3-8月)の連結経常利益は前年同期比12倍の69.8億円に急拡大して着地。前期不振だった「グローバルワーク」など基幹ブランドの販売回復で増収を確保したことが寄与。値引き販売の抑制で採算が改善したことに加え、EC関連販促費用の抑制や前年同期に計上したのれんの償却がなくなったことで利益が急改善した。

繁忙期である下期を前に通期計画の100億円に対する進捗率は69.9%に達しており、業績上振れが期待される。

Tアルファ <3089> [JQ] ★12-8月期経常は2倍増益で着地、今期配当を3円増額修正

◆19年11月期第3四半期累計(18年12月-19年8月)の連結経常利益は前年同期比2.0倍の2億0100万円に急拡大して着地。マリン・環境機器事業と計測機器などのシステムインテグレーター事業の収益拡大が寄与した。

業績好調に伴い、設立30周年の記念配当3円を実施する形で期末一括配当を従来計画の27円→30円(前期は27円)に増額修正した。

ストライク <6196>  ★今期経常は18%増で6期連続最高益、3円増配へ

◆19年8月期の経常利益(非連結)は前の期比39.4%増の18.8億円に拡大して着地。続く20年8月期も前期比18.4%増の22.3億円に伸び、6期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期も中小企業の事業承継に関わるM&A仲介の成約数が伸びるうえ、前期に続き大型案件の成約増による単価上昇が収益を押し上げる。

業績好調に伴い、今期の年間配当を前期比3円増の17.5円に増配する方針を示した。

ダイコク電 <6430>  ★上期経常を一転24%増益に上方修正

◆20年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の6.2億円→12.5億円に2.0倍上方修正。従来の37.8%減益予想から一転して24.4%増益見通しとなった。パチンコ向けの大型液晶呼出ランプなどを搭載したCRユニットの販売が想定以上に好調で売上が計画を10.9%も上回ることが利益を大きく押し上げる。修正した上期予想が通期計画の12.5億円に達しており、通期業績も上振れが期待される。

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