「キャッシュレス決済」が3位、消費増税の裏テーマで関連銘柄に脚光<注目テーマ>
★人気テーマ・ベスト10
1 電線地中化
2 5G
4 ソーシャルゲーム
5 人工知能
7 国土強靱化
8 ゲーム関連
10 ドローン
みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「キャッシュレス決済」が3位となっている。
きょうから消費税が10%に引き上げられた。きょう朝方、日銀から発表された9月の企業短期経済観測調査(短観)は、大企業製造業の業況判断指数(DI)がプラス5と3四半期連続で悪化、事前の市場コンセンサスは上回ったとはいえ、国内経済に対する警戒感は根強い。そうしたなか、消費増税は今の日本にとって重い足かせとなる懸念が拭えない。
今回の消費増税に際し、政府はこうした景気失速への懸念を払拭するため、「軽減税率」の導入と合わせキャッシュレス手段を使った「ポイント還元制度」を支援している。
キャッシュレス決済について日本は世界に大きく後れをとっている。アジアだけに目を向けても決済に占めるキャッシュレス比率が韓国では約9割に達しており、中国でも約6割と高い。対して日本は2割にも届かない。政府が旗振り役となった「ポイント還元制度」の導入に伴い、普及が後押しされる可能性があり、株式市場でも関連銘柄への注目度が高まっている。
関連銘柄としては決済業務支援を行うビリングシステム<3623>やGMOペイメントゲートウェイ<3769>、システム開発会社でコンビニ収納代行業務も展開する電算システム<3630>のほか、無人レジ関連では東芝テック<6588>、サインポスト<3996>、ヴィンクス<3784>、スマレジ<4431>などが挙げられる。クレジット向けシステムに実績が高いクロスキャット<2307>も注目。スマホ決済アプリで楽天<4755>、LINE<3938>などからも目が離せない。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)