ソフトバンクグループは4000円大台攻防、信用倍率11倍で株式需給悪も
ソフトバンクグループ<9984>が続落。9月中旬を境に4700円近辺のもみ合いを下放れており、きょうは4000円トビ台まで水準を切り下げ大台割れを意識する展開。売買代金は全上場銘柄を通じてトップ(ETFは除く)となっている。本体及びソフトバンク・ビジョン・ファンドで100億ドル以上を投資するシェアオフィス大手ウィーカンパニーの経営問題が引き続き同社株の売り材料となっている。ウィーカンパニーは上場申請の取り下げで資金繰りが懸念されており、これをソフトバンクGが支援する形となった場合の資金負担の思惑も株価にネガティブに働いている。株式需給面では東証信用倍率が11倍強と大幅に買い長で、4000円台を大きく割り込んだ場合は個人投資家の投げを誘発する可能性も指摘されている。