話題株ピックアップ【夕刊】(1):ブシロード、ソニー、メディアドゥ

注目
2019年10月17日 15時13分

■三信電気 <8150>  1,664円  +139 円 (+9.1%)  本日終値  東証1部 上昇率2位

三信電気<8150>が急騰。16日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(4~9月)連結業績予想について、売上高が580億円から660億円(前年同期比8.9%減)へ、営業利益が7億円から11億円(同56.0%増)へ、純利益が4億3000万円から8億円(同84.8%増)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感された。ソリューション事業が好調に推移したことに加えて、半導体や電子部品の販売や技術サポートを展開するデバイス事業で一部の顧客に計画前倒しの動きがみられたことが要因としている。

■メディアドゥ <3678>  3,600円  +250 円 (+7.5%)  本日終値  東証1部 上昇率4位

メディアドゥホールディングス<3678>が大幅高。前日の下落で75日移動平均線を割り込んだことで、値頃感からの買いが流入しているもよう。また、16日に新規事業としてインプリント事業を開始すると発表したことも手掛かり材料となったようだ。この事業は、出版文化の基本であるプロダクトアウト型の作品創造と、電子書籍やPOD(プリントオンデマンド)を駆使したマーケットイン型の流通をともに実現し、紙と電子を合わせた出版流通全体の拡大を目指す新しいスタイルの出版事業だという。

■クレスコ <4674>  3,415円  +185 円 (+5.7%)  本日終値  東証1部 上昇率9位

クレスコ<4674>が大幅高で3日続伸。きょう付けの日本経済新聞朝刊で、「2019年4~9月期の連結業績は、営業利益が前年同期比2割増の17億円程度になったようだ」と報じられており、会社側の従来予想である15億円を上回ったとの観測が好材料視されたようだ。記事によると、企業のIT投資積極化を背景に、幅広い業種からのソフト開発受注が伸びたほか、不採算案件の抑制も利益を押し上げたとしている。なお、決算発表は11月6日を予定している。

■ブシロード <7803>  3,895円  +180 円 (+4.9%)  本日終値

ブシロード<7803>が後場一段高。同社はきょう、子会社のキックスロードがスターダム(東京都江東区)から女子プロレス事業を譲り受けると発表。これが買い手掛かりとなったようだ。事業譲渡日は12月1日を予定し、譲受価額は非公表。同社は今回の譲受により、スターダムでこれまで培ってきたブランドと、自社が持つノウハウがシナジーを発揮することで、更なる事業規模及び収益の拡大を目指すとしている。

■手間いらず <2477>  4,850円  +195 円 (+4.2%)  本日終値

手間いらず<2477>やビジョン<9416>、ファイバーゲート<9450>といったトラベルサポート関連銘柄が高い。16日取引終了後、観光局が発表した9月訪日外客数推定値は前年同月比5.2%増の227万2900人だった。秋の旅行シーズンに向けて国内外の観光客の増加が見込まれるなか、宿泊予約や旅行者への無線通信機器のレンタル事業などといったトラベルサポート事業を手掛ける関連銘柄に買いが流入している。

■オプトラン <6235>  3,350円  +125 円 (+3.9%)  本日終値

オプトラン<6235>が大きく水準を切り上げ4日続伸。9月19日につけた3315円を上抜き約1カ月ぶりに年初来高値更新となった。レンズやフィルターなどの光学部品向け成膜装置を製造するが、スマートフォンの顔認証や監視カメラやIoT関連向け需要を捉え、業績は好調に推移している。また、車載向けも立ち上がり増収増益基調が続く見通し。今19年12月期は営業6%増益見通しで、来期は次世代通信規格「5G」向け需要などを取り込み2ケタ成長が有望視される。

■マックスバリュ東海 <8198>  2,185円  +66 円 (+3.1%)  本日終値

マックスバリュ東海<8198>が反発。16日の取引終了後に、10万株(発行済み株数の0.27%)、または2億5000万円を上限とする自社株買いを実施すると発表したことが好感された。取得期間は10月17日から20年2月19日までで、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行及び株主還元政策の一環として取得するという。また、9月度の月次売上高も発表しており、同規模売上高が前年同月比3.0%増と11カ月ぶりに前年実績を上回ったことも好材料視されたようだ。

■日本通信 <9424>  196円  +5 円 (+2.6%)  本日終値

日本通信<9424>が高い。きょう付けの日本経済新聞朝刊で「総務省は格安スマートフォン会社が通話サービスを安く提供できるようにする」と報じられたことを受けて、格安スマホの利用者増につながるとの思惑から、買われたようだ。記事によると、携帯大手が格安スマホ会社に回線を貸すレンタル料金に基準を設けることで、事実上の値下げを求めるという。格安スマホは、データ通信は安くても通話料金が高いことが欠点とされてきたが、通話料の値下げにより競争力向上が期待されている。

■ソニー <6758>  6,510円  +134 円 (+2.1%)  本日終値

ソニー<6758>が商いを伴い4連騰で6500円台まで買われた。9月26日につけた年初来高値6593円も視界に入れてきた。今月8日にゲーム機プレイステーション(PS)の新型機である「PS5」を2020年の年末商戦に投入することを発表、1年以上先ということもあり、株価の反応は鈍かったものの、その後は機関投資家とみられる継続的な買いに戻り足を強めている。20年3月期営業利益は前期比9%減益を見込むが保守的で上振れる可能性が指摘されている。19年4~6月期の営業利益は前年同期比18%増と2ケタ伸長を確保している。

■塩野義製薬 <4507>  6,084円  +106 円 (+1.8%)  本日終値

塩野義製薬<4507>は続伸。16日取引終了後、抗インフルエンザウイルス薬ゾフルーザのインフルエンザウイルス感染症予防薬として日本における効能・効果の追加申請をしたと発表しており、これを好感した買いが入った。同薬について、今回の予防薬としての承認が下りれば、国内でインフルエンザウイルス感染症の治療薬だけではなく、予防においても新たな選択肢として期待される。

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