話題株ピックアップ【夕刊】(3):アエリア、ソフトクリエ、ニューテック
■ETSホールディングス <1789> 555円 +43 円 (+8.4%) 本日終値
ETSホールディングス<1789>は大幅反発。16日の取引終了後、集計中の19年9月期連結業績について、売上高が65億6000万円から54億1000万円(前の期比13.3%減)へ、営業利益が3億900万円から1億4000万円(同23.9%減)へ、純利益が2億3700万円から1億1000万円(同4.8%増)へ下振れて着地したようだと発表したが、悪材料出尽くし感から買われたようだ。設備事業部門で下期に受注獲得を目指していた約10億円の案件が、翌期にずれ込んだことが要因としている。
■ソフトクリエ <3371> 1,788円 +128 円 (+7.7%) 本日終値 東証1部 上昇率3位
ソフトクリエイトホールディングス <3371> が急伸。16日大引け後、20年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の10.4億円→12.9億円に24.1%上方修正。従来の7.0%減益予想から一転して15.5%増益を見込み、8期連続で上期の最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。主力のECサイト構築パッケージの販売が想定以上に伸びたことが寄与。Windows10への更新需要を追い風に、システム構築やIT機器・ソフト販売が拡大したことも上振れに貢献した。なお、通期の経常利益は従来予想の21億円(前期は20.1億円)を据え置いた。
■ニューテック <6734> 1,083円 +74 円 (+7.3%) 本日終値
ニューテック<6734>が大幅続伸。同社は16日、ギリア(東京都台東区)製の深層学習ソフトウエア「Deep Analyzer」を搭載した深層学習ワークステーション「Deep Station」シリーズの販売を開始すると発表。Deep Stationは、この日から受注受け付けをスタート。データサイエンティストの育成を検討している教育機関や、これから人工知能(AI)やディープラーニングに取り組むユーザーを中心に提案を行い、今後3年間で販売目標は1000台としている。
■カーチスHD <7602> 246円 +16 円 (+7.0%) 本日終値
中古車買い取り・販売を手掛けるカーチスホールディングス<7602>が大幅続伸。同社は16日、子会社のアガスタが中古車輸出大手のビィ・フォア―ド(東京都調布市)と業務提携したと発表。今後の展開が期待されているようだ。今回の提携により、ビィ・フォア―ドタンザニア内にサポートデスクを開設。また、その他の諸外国や今後整備される中国の中古車市場でも現地サービスを展開するとしている。
■三光合成 <7888> 397円 +24 円 (+6.4%) 本日終値 東証1部 上昇率5位
三光合成<7888>が連日の上値追いで年初来高値を更新。自動車向けを主力とする樹脂製精密工業部品メーカーで、炭素繊維を使った成形技術の開発など高度な技術力で優位性を持っている。市場拡大途上にある電気自動車(EV)向けなどで今後需要取り込みが期待されている。また、金属3Dプリンターを活用した金型製造では業界の先駆者であり、会社側は今後更に研究を進めていく方針にある。10月9日に発表された20年5月期第1四半期(6~8月)決算は営業利益が前年同月比で大幅に減少したものの、トップラインは小幅ながら増収を確保しており、1株純資産640円からみた時価の割安さが強く意識されている。
■カルタHD <3688> 1,072円 +62 円 (+6.1%) 本日終値 東証1部 上昇率6位
CARTA HOLDINGS <3688> が高い。16日大引け後、19年12月期(15ヵ月の変則決算)の連結経常利益を従来予想の25億円→35億円に40.0%上方修正したことが買い材料視された。パートナーセールス事業で自動車メーカーや飲料メーカーなど利益率の高い広告出稿が伸びることが寄与。コンシューマー事業の広告宣伝費が想定を下回ることも上振れに貢献する。
■ギフト <9279> 4,915円 +240 円 (+5.1%) 本日終値
ギフト <9279> [東証M]が大幅続伸。16日大引け後、19年10月期の期末一括配当を従来計画の25円→30円(前期は18円)に増額修正したことが買い材料視された。好調な業績や財務状態などを踏まえ、株主への利益還元を増やす。併せて、東証1部への市場変更申請準備を開始することを明らかにしたことも好感された。形式要件の充足を図るため、15万株の立会外分売を実施する。分売予定期間は10月25日から29日まで。
■リバーエレテック <6666> 419円 +15 円 (+3.7%) 本日終値
リバーエレテック<6666>は大幅高。スマートフォンなどモバイル端末を中心に電子機器の小型・軽量化ニーズが高まりをみせるなか、同社が手掛ける世界最小クラスのATカット水晶振動子への引き合いが旺盛。今後は次世代通信規格「5G」関連のインフラ整備が進むなか、同分野で創出される新たな電子機器需要を捉える可能性が高い。個人投資家など短期筋の活発な売買が交錯し売買代金は高水準、5日移動平均線を絡め400円台前半で煮詰まりをみせており、ここを上放れての上昇第2波が意識されている。
■フマキラー <4998> 1,098円 +36 円 (+3.4%) 本日終値
フマキラー<4998>が反発。共同通信がこの日、「南米原産で強い毒を持つ特定外来生物のヒアリが東京港青海ふ頭で定着した可能性が極めて高いとの分析を、国の防除に携わる国立環境研究所がまとめたことが16日、分かった」と報じており、ヒアリ対策関連銘柄として物色されたようだ。 ヒアリは南米大陸原産のアリで、刺された時に火傷をしたような激しい痛みからファイアーアント(火蟻)と呼ばれている。記事によると、青海ふ頭では国内の他の発見例と異なり、巣の中で成長したとみられる繁殖可能な女王アリが50匹以上見つかり、既に別の場所に拡散した恐れがあるとしている。
■アエリア <3758> 1,150円 +34 円 (+3.1%) 本日終値
アエリア<3758>が大幅高。同社はきょう、子会社リベル・エンタテインメントのイケメン役者育成ゲーム「A3!(エースリー)」中国版の正式サービス開始日が11月14日に決まったと発表。同ゲームは2017年1月にiOS及びAndroid向けに配信を開始し、今年9月13日には650万ダウンロードを突破したと発表している。なお、中国版の正式サービスは同国のbilibiliが手掛ける。
●ストップ高銘柄
ホーブ <1382> 1,326円 +300 円 (+29.2%) ストップ高 本日終値
霞ヶ関キャピタル <3498> 5,370円 +705 円 (+15.1%) ストップ高 本日終値
など、4銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース