エノモト---2Qは売上高が9.4%増、自動車向け部品の需要が堅調に推移
エノモト<6928>は25日、2020年3月期第2四半期(19年4月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比9.4%増の111.02億円、営業利益が同6.7%減の5.07億円、経常利益が同23.4%減の5.01億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同31.2%減の3.58億円となった。
従前以上の品質改善と製造コスト低減を目的とした製造工程の自動化及び効率化を組織的に推進し、新たな顧客の開拓を積極的に行うことで売上及び収益力の最大化に努めた。
IC・トランジスタ用リードフレーム製品群の売上高は前年同期比1.2%増の37.60億円となった。自動車向け部品の需要が引き続き堅調に推移した。
オプト用リードフレーム製品群の売上高は同15.9%減の13.40億円となった。前年に好調であった自動車向け部品や、大型ディスプレイ及びアドバタイズメント等の設備向け部品が、昨年末以降に在庫調整局面に転じた。
コネクタ用部品製品群の売上高は同28.1%増の56.43億円となった。自動車向け部品は堅調に推移したほか、ウェアラブル端末向け等の新たな需要の増加が見られた。
その他の製品群の売上高は同17.7%減の3.58億円となった。リレー用部品が主なものである。
2020年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比0.2%減の210.00億円、営業利益が同6.0%増の12.00億円、経常利益が同4.8%減の12.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同0.8%増の9.20億円とする期初計画を据え置いている。
《SF》
提供:フィスコ