オプティム---ピンポイント農薬散布テクノロジーの特許が九州地方発明表彰の「文部科学大臣賞」を受賞
オプティム<3694>は8日、同社の保有するピンポイント農薬散布テクノロジーの特許が、令和元年度九州地方発明表彰において、「文部科学大臣賞」を受賞したことを発表。
「地方発明表彰」とは、全国を8地方(北海道・東北・関東・中部・近畿・中国・四国・九州)に分けて実施されており、優れた技術やデザインを生み出した発明者、またはその実施化に尽力された方を顕彰するもの。「文部科学大臣賞」はその表彰の一つで、発明者に授与される特別賞の筆頭となるものとなり、各業界を代表する企業も受賞している。
本発明は、農薬散布を必要最小限に抑えるため、AI(人工知能)が圃場の航空写真を解析し、病虫害が発生している箇所を特定することで、特定箇所にのみ農薬散布を実施するもの。これにより、慣行栽培にて通常行われる圃場全面への散布と比較して、農薬使用量が削減される。
本発明により、米栽培では削減対象農薬※の使用量が最大100%減となった。また、農薬散布を人では無くロボットが行うため、散布時の健康リスクが低減される。
※農薬の内、本発明により削減出来る殺虫剤および殺菌剤を「削減対象農薬」として定義。
《SF》
提供:フィスコ